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サウスバウンド(下) 角川文庫
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サウスバウンド(下) 角川文庫

奥田英朗【著】

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サウスバウンド(下) 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2007/08/31
JAN 9784043860029

サウスバウンド(下)

¥565

商品レビュー

4.1

231件のお客様レビュー

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2026/02/07

西表島ではリゾート開発会社と地元の土建屋議員との戦いを描く。 時代に取り残された?革命家??の二郎父だが、人間として《自由》に生きることを望んでいるだけ。 そこには《義務を果たした上での自己責任による自由》などではなく、 《何人からも、国家でさえも社会からのシステムや支配を受け...

西表島ではリゾート開発会社と地元の土建屋議員との戦いを描く。 時代に取り残された?革命家??の二郎父だが、人間として《自由》に生きることを望んでいるだけ。 そこには《義務を果たした上での自己責任による自由》などではなく、 《何人からも、国家でさえも社会からのシステムや支配を受けない自由》というなんとも生き物としての本質のみの生き方。 〜平等は心優しい権力者が与えたものではない。人民が戦って勝ち得たものだ〜 二郎父は全て分かってやっている。 「おとうさんを見習わなくていい。お前の考えで生きていけばいい。おとうさんの中にはな、自分でもどうしようもない腹の虫がいるんだ。それに従わないと、自分が自分じゃなくなる。要するに馬鹿なんだ」 母も子どもたちにいう。 「おとうさんとおかあさんは、人間としては何ひとつ間違ったことはしていないんだから 〜中略 人の物を盗まない、騙さない、嫉妬しない、威張らない、悪に加担しない〜中略 唯一常識から外れたことがあるとしたら、それは、世間と合わせなかったってことだけでしょう」 すごい。 波照間の先のパイパティローマで、今日も元気に漁に出かける夫婦が目に浮かぶ。 身内にいると大変だろうけど他人の目には面白い。 雪が散らつく東京から二郎たち上原ファミリーを応援してるよ!

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2025/08/23

沖縄の西表島に移り住んだ二郎達親子(長女の洋子だけはすでに社会人なので東京に残る) 分け合うことが普通の島では貧乏で困ることはない。次第に馴染んでいく二郎と桃子、そして平和に生活を営んでいた上原一家だったがリゾートホテル建設を計画している開発業者と大いに揉めることになる。ここから...

沖縄の西表島に移り住んだ二郎達親子(長女の洋子だけはすでに社会人なので東京に残る) 分け合うことが普通の島では貧乏で困ることはない。次第に馴染んでいく二郎と桃子、そして平和に生活を営んでいた上原一家だったがリゾートホテル建設を計画している開発業者と大いに揉めることになる。ここからは父一郎と母さくらが元活動家らしく勇敢に戦う。 下巻は南の島編となっていて痛快だった。

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2025/08/07

下巻がとても面白かった。西表島の甘い描写が素敵だった。上巻を読み進めていたときは東京の小学生特有の悩みが切なくて痛々しかった。貧乏だから金持ちの家庭を羨んだり、年上の不良にビクビクしたり、性に目覚めたり、「なんかわかるわ〜。」と共感ばかりしていた。しかし、下巻の舞台が西表に変わる...

下巻がとても面白かった。西表島の甘い描写が素敵だった。上巻を読み進めていたときは東京の小学生特有の悩みが切なくて痛々しかった。貧乏だから金持ちの家庭を羨んだり、年上の不良にビクビクしたり、性に目覚めたり、「なんかわかるわ〜。」と共感ばかりしていた。しかし、下巻の舞台が西表に変わると、子供たちの愛嬌を感じたり、お裾分けをもらって地元住民と食卓を囲んだり、自然が美しかったりと、南の島特有ののんびりした感覚と人々の距離感に心が癒された。自分が内地に住んでいるから島の生活に惹かれるだけなのかもしれないけど。 この小説のテーマはいくつもあって、少年の成長と家族愛、資本主義からの脱却、自然保護、恋愛など色々だ。多少過激な部分もあるかもしれないけど、笑い飛ばしながら読めるから爽快である。読み終えた後はこの家族が少しだけ羨ましくなっているのが悔しい。変人の父親なんて、最後はかっこよく見えるから不思議だ。そんなお父さんみたいに自分も間違いを指摘できるかっこいい男になれたらな、と思ったのでした。

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