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思想の死相 知の巨人は死をどう見つめていたのか
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双風舎/ |
発売年月日 | 2007/08/01 |
JAN | 9784902465112 |
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思想の死相
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思想の死相
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商品レビュー
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73点。完全に積ん読状態だったがようやく読了。 「生き生きとしたもの」を嫌う仲正センセイの文章をベタに受け取って共感すれば、ああ結局これ生き生き系だよな、とかあらためて思ったり。 エクリチュールは完成したものではないし、「生き生きとしたもの」を書いたってそれは死骸でしかない。そこ...
73点。完全に積ん読状態だったがようやく読了。 「生き生きとしたもの」を嫌う仲正センセイの文章をベタに受け取って共感すれば、ああ結局これ生き生き系だよな、とかあらためて思ったり。 エクリチュールは完成したものではないし、「生き生きとしたもの」を書いたってそれは死骸でしかない。そこにリアルさや「生き生きとしたもの」なんてない、どころか「生き生き」と語ることの危険性について、現代思想の代表人物十名を挙げながら論じていく。 アドルノ、ベンヤミン、アーレント、デリダ、フーコー、ニーチェ、ハイデガー、ラカン、マルクス、スローターダイク。この辺にピンときたら、オススメでしょうか。
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現代思想の解説本をはじめ多くの著書がある著者の新刊。 思想と死の関係、という切り口から10人の大思想家について解説している。そして、それは同時に「生き生きと」思想を語る人々への批判でもある。 まずもって読み物として非常に面白かった。 かなり探し歩いて、念願かなってという感...
現代思想の解説本をはじめ多くの著書がある著者の新刊。 思想と死の関係、という切り口から10人の大思想家について解説している。そして、それは同時に「生き生きと」思想を語る人々への批判でもある。 まずもって読み物として非常に面白かった。 かなり探し歩いて、念願かなってという感じで手に入れたこともあり、夢中になって読んでしまった。 そして、解説としてもわかりやすかった。 神を殺して、頼るところのなくなった人間。 いかにして倫理は存在できるのか。 そして、人間は「人間」をも殺すことになる。 彼らの本を読んだことなどあまりなく、まして彼ら自身であるわけでもないのに、解説としてわかりやすかった、などと言ってしまう。なぜなのか。きっと、読めば分かります。 ニーチェの章や、あとがきは圧巻だった。 こんな本を「生き生きした」ものとして感じてしまう私は変わり者なのでしょうか。w この本を生き生きと批判する人がいればいたで面白い構図。ネットイナゴの皆さんや、院生なんかのみなさんには是非頑張って頂きたいですw
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帯の「現代思想の入門書」という文句とユニークなタイトルに惹かれて買って読んでみたが、私が以前に読んだ仲正氏の日本とドイツの思想比較をテーマにした新書よりも抽象度が高く、理解が及ばない箇所が多々あった。 この本は、アドルノ、ベンヤミン、アーレント、デリタ、ハイデガー、フーコー、...
帯の「現代思想の入門書」という文句とユニークなタイトルに惹かれて買って読んでみたが、私が以前に読んだ仲正氏の日本とドイツの思想比較をテーマにした新書よりも抽象度が高く、理解が及ばない箇所が多々あった。 この本は、アドルノ、ベンヤミン、アーレント、デリタ、ハイデガー、フーコー、マルクス、ニーチェ、ラカン、スローターダイクの10人の思想を章に分けて、著者のテーマに合わせて引用しつつ解説・解釈して話が展開していく形式をとっている。 私としては不十分な理解なりにも、ニーチェの「超人」に関する思想をバカボンのパパを題材にして論じている章が、妙に説得力があるように思われ楽しめた。
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