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日本霊異記(上) 講談社学術文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
| 発売年月日 | 1978/12/01 |
| JAN | 9784061583351 |
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日本霊異記(上)
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商品レビュー
3.7
9件のお客様レビュー
古代日本の仏教説話を集めたこの作品は、奈良時代から平安初期にかけての多彩な物語を通じて、因果応報の教えや人々の心情を描き出しています。美しい民話や奇抜なエピソードが織り交ぜられ、例えば狐に化けた美人や恩返しをする亀の話など、古人の生活や感覚が垣間見える点が魅力です。特に、心の高潔さや精神的な成長をテーマにした物語は、現代の読者にも深い感銘を与えることでしょう。仏教的な教訓が多く含まれている一方で、時には説教くささを感じることもあるようですが、古典文学の再発見として新たな視点を提供してくれます。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
日本霊異記(上) 全訳注 著:中田 祝夫 出版社:講談社 講談社学術文庫 335 日本霊異記は、俗名で、正式には「日本国現報善悪霊異記」という。薬師寺の僧侶である景戒の書であり、三巻に分れている 上巻 35話 雄略天皇から奈良時代初期まで 中巻 42話 奈良時代中期、聖武...
日本霊異記(上) 全訳注 著:中田 祝夫 出版社:講談社 講談社学術文庫 335 日本霊異記は、俗名で、正式には「日本国現報善悪霊異記」という。薬師寺の僧侶である景戒の書であり、三巻に分れている 上巻 35話 雄略天皇から奈良時代初期まで 中巻 42話 奈良時代中期、聖武、孝謙、淳仁 下巻 39話 奈良時代後期、称徳、光仁、平安時代初期、桓武 合計 116話 である 成立は822年ごろで、今昔物語集は、1120年以降、宇治拾遺物語が、1212年から1220年ごろであるからもっとも古い説話集であり、本書から2つの説話集が引用している話もある 〇〇の縁 という形の説話である けっこう短いのでサクサク読めるのはうれしい 本書は、民間伝承の自由な奇譚ではなく、記紀からの引用を含めて、仏教の説話集である 原文は、漢文のようであるが、本書は書き下し文と、現代和訳と、語釈という用語解説からなっている 上巻で、おもしろかったのは、以下です 1話 二度にわたって雷神が捕まった話 2話 狐と夫婦になった話 4話 聖徳太子の話 5話 物部氏VS蘇我氏 7話 助けた亀に助けられる話 14話 般若心経の霊験あらたかな力 23、24話 親不孝ものにバチが当たる話 28話 役行者の話 35話 盗まれた仏画が戻ってくる話 目次 はしがき 凡例 上巻 序 1.仏教の伝来 2.因果応報 3.著者、薬師寺景戒の抱負 第1 電を捉へし縁 第2 狐を妻として子を生ましめし縁 第3 電を憙を得て、生ましめし子の強力在りし縁 1.雷神の子の誕生 2.雷神の子の強力 3.元興寺の強力童子 第4 聖徳太子の異しき表を示したまひし縁 1.聖徳太子と病める乞食 2.百済の僧、円勢の奇蹟 第5 三宝を信敬したてまつりて現報を得し縁 1.大部屋栖野古の造仏 2.大部屋栖野古の功績 3.大部屋栖野古、極楽国に往還す 第6 観音菩薩を憑み念ぜしによりて、現報を得し縁 第7 亀の命を贖ひて放生し、現報を得て亀に助けらえし縁 第8 聾ひたる者の方広経典に帰敬したてまつり、報を得て両つの耳ながら聞こえし縁 第9 嬰児の鷲に擒はれて他の国にして父に逢うこと得し縁 第10 子の者を偸み用ゐ、牛と作りて役はれて異しき表を示しし縁 第11 幼き時より網を用ちて魚を捕りて、現に悪報を得し縁 第12 人・畜に履まれしひと髑髏の、救ひ収めらえて霊しき表を示して、現に報いし縁 第13 女人の風声なる行を好みて仙草を食ひ、現身を以て天を飛びし縁 第14 憎の心経を憶持し、現報を得て奇しき事を示しし縁 第15 悪人の乞食の僧を逼して、現に悪報を得し縁 第16 慈びの心なくして、生ける兎の皮を剥りて、現に悪報を得し縁 第17 兵災に遭ひて、観音菩薩の像を信敬したてまつり、現報を得し縁 第18 法花経を憶持し、現報もて奇しき表を示しし縁 第19 法花経品を読む人を呰りて、現に口ゆがみて悪報を得し縁 第20 僧の湯を誦す薪を用ちて他に与へ、牛と作りて役はれ、奇しき表を示しし縁 第21 慈びの心なくして、馬に重き駄を負せ、以て現に悪報を得し縁 第22 勤に仏教を求学し、法を弘め物に利あらしめ、命終の時に臨みて異しき表を示しし縁 第23 凶人の嬭房の母を敬養せずして、以て現に悪死の報を得し縁 第24 凶女の生める母に孝養せずして、以て現に悪死の報を得し縁 第25 忠臣の欲小なく、足るを知り、諸天に感ぜられて報を得、奇しき事を示しし縁 第26 持戒の比丘の浄行を修めて、現に奇しき験力を得し縁 第27 邪見ある仮名の沙弥の塔の木を斫きて、悪報を得し縁 第28 孔雀王の咒法を修持して異しき験力を得、以て現に仙と作りて天を飛びし縁 第29 邪見に乞食の沙弥の鉢を打ち破りて、以て現に悪死の報を得し縁 第30 非理に他の物を奪ひ、悪行を為し、報を受けて奇しき事を示しし縁 1.膳臣広国、黄泉国に往還す 2.膳臣広国、地獄にて父の責苦に苦しむを見る 第31 慇懃に観音に帰信し、福分を願ひて、以て現に大福徳を得し縁 第32 三宝に帰信して衆僧を欽仰し、誦経せしめて、現報を得し縁 第33 妻の、死にし夫の為に願を建て、み像を図絵きしに、験有りて火に焼けず、異しき表を示しし縁 第34 絹の衣を盗ましめて、妙現菩薩に帰願したてまつり、其の絹の衣を修得せし縁 第35 知識を締び、四恩の為に絵の仏像を作り、験有りて、奇しき表を示しし縁 ISBN:9784061583351 判型:文庫 ページ数:209ページ 定価:1000円(本体) 1978年12月20日第1刷発行 2019年03月07日第49刷発行
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訳者による解説が良かった。それにつきる。 最初の『はしがき』で『日本霊異記』の位置づけやその著者についてを簡潔に解説してあり、それだけでも面白いのだが、『因果応報は、景戒にとって歴史観・社会観の原理であった』というように、本書の著者が持っていた概念や本書のテーマについても述べている点も良い。 この点を知らずに現代人の感覚で読み始めると、著者に都合が良いように話を強引にこじつけ、結びつけているように見えて読み進めるのが辛いのではないかと思った。本書の最初に注意書きのように解説がしてあるので「当時の文化人の目を通すとこのような論理で見えていたのか」と思いながら読み進められた。 また、この手の本の解説は、原著の世界観に入り込み、酔いしれているように感じるものも多いが、本書の解説は原著に肩入れしすぎず第三者の視点寄りに書かれているのが良い。 説話の区切りごとに短い解説が挟まれるが、読んでいて「ん?」と思った部分では「別々の説話のつなぎ合わせであろうことや、そのために初期の設定と途中以降の内容に矛盾が生じていること」を指摘していたり、「随分持ち上げているな」と思えば『ちょっと賞賛しすぎている感がないわけでもない』とそっけない態度である。 「僧侶が物や金を仏に望むのは教えと矛盾していないか?」と思っていれば、『(この説話は)仏教界の理想をあらわしたものではなく、どちらかといえば世人教化のための方便として』と本書の目的についても解説されている。 本書内容は多くが仏教の因果応報に絡めたものだが、最初の数話は仏教伝来以前の説話であるのでテーマと関係が無い内容であったり、「仏の教えに反してないか?」という内容もちょこちょこ見られる。 因果応報についても現代の感覚では「偶然だな」「ちょっとこじつけが過ぎる」と思うものも散見される。また、僧侶が修験者や陰陽師のような働きをしている話も多く、現代の感覚では違和感がある。 当時の様子ををよくよく考えてみると空海なんかはかなり呪術っぽいことをしているので、この頃の仏教というのは後の時代の純化、細分されたものではなく、オカルト的な要素をまとめて内包していた原始的なものだったのかなと思った。飛鳥時代以降の原始仏教から現代につながる変化を見ていると思うとそれはそれで面白い。 現代語訳の部分だけを読めば内容的にも薄い本だが、訓み下し文と文釈も読めばまた違う味わいがある。 本書は奈良時代に成立したものであるので、平安時代の文章との差異や変遷を感じるのも面白い。 山城が(本書成立時の都である奈良の背側にあるので)山背と書かれているように現代と同じ読みでも漢字の表記が異なっているものも多くあり、言葉のルーツや日本語の変遷(中国語から日本語への変遷?)を感じられる。文法もわずかに違いがあるように感じがした(;専門的な知識が無いのでコレは私の全くの勘違いかもしれない)。 古事記のような神話時代を扱ったものは、高貴な人の逸話や歌であっても内容はかなり野暮ったく読めたものではないと感じたが、奈良時代の説話ともなると現代につながる精神性を感じることができた。 ひとくくりに「古典」と言っても、奈良時代以前から江戸時代のものまで広い年代に渡っており、書き手の身分や背景、当時の世の中の雰囲気や風俗、文法や精神性にも違いを感じることができるなと思った。
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この巻では、日本霊異記の全三巻のうち上巻にあたる書籍です。また、五世紀から奈良時代の初期までの説話が本文、現代語訳、語釈、解説の順になって読みやすくなっています。
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