
商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | みすず書房/みすず書房 |
発売年月日 | 1976/02/28 |
JAN | 9784622023135 |
- 書籍
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分析心理学
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商品レビュー
4.3
7件のお客様レビュー
若い頃に読んで以来、再読。ユングの講義がインタビュー形式で書かれてあり、割と読みやすい。 心理学全般をざっと紹介した本だと、ユングは「性格の8タイプ分類」が書かれているので、一般的にはそのイメージが根強い。しかし本書でユング自身が「私は患者に対して『あなたは何々タイプの人だから』...
若い頃に読んで以来、再読。ユングの講義がインタビュー形式で書かれてあり、割と読みやすい。 心理学全般をざっと紹介した本だと、ユングは「性格の8タイプ分類」が書かれているので、一般的にはそのイメージが根強い。しかし本書でユング自身が「私は患者に対して『あなたは何々タイプの人だから』『無意識を知るために絵を描きなさい』と言ってばかりいる、と思い込まれているが、そうじゃない」と話しているとおり、それほど単純な治療は行っていない。 また訳者がユングのことを「一種の宗教体験に近い」と書いている。ユングは『黒の書』『赤の書』にあるように自己の内面を非常に奥深く見つめた人で、ある意味で修行者で、フロイト同様、直観的にわかったことを説明するのがとても難しかったのだと思う。そこらへん、仏陀やキリストみたいな感じ。「彼は恐らくはあまり上等ではない鍬で畑を耕さねばならないのです(中略)(誰かの鍬を借りることはできないので)彼は、恐らく不十分ではあっても自分の道具を使わなければいけず…」とユングは語っている。だからユングが話す「集合的無意識」などを理解したとしても、それは自己への理解の道具の一つでしかない。 お金や世間への成功、は外面的なものであり、ある年齢に達すると、平行して内面的なことへの追及(自分と言う畑を耕す)が必要になってくるんじゃないかと思う。繊細な人は、それが若い時に来て、結局は豊かに暮らせるかもしれない。生涯通して外面的なことばかりを追求する人は、ある意味で不幸だろう。 自分と言う畑を耕すためには、読書、は近道だと思うし、簡単でいいので、エッセイや日記を書くこと、ユングのように夢を記録することも、いいのかもしれない。それを公開するのもいいが、承認欲求に惑わされてしまうと、結局は外面的になってしまいそうだけど。
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ユングの本の中ではかなりわかりやすい。コンプレックスや元型の概念がわりかしわかりやすく解説されている、と思う。それでも抽象的なもので実体がある(見える)わけではないのでするりと理解ができるわけではないが。 それと夢の解説も豊富で夢分析の助けになる。しかしユング自身でさえも自分の夢...
ユングの本の中ではかなりわかりやすい。コンプレックスや元型の概念がわりかしわかりやすく解説されている、と思う。それでも抽象的なもので実体がある(見える)わけではないのでするりと理解ができるわけではないが。 それと夢の解説も豊富で夢分析の助けになる。しかしユング自身でさえも自分の夢の分析は難しいらしい
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約1年をかけて少しずつ読みました。専門用語が多く、話し口調でわかりやすいですが、ある程度の知識がないと読み進めにくい本だと思います。最近流行っているのかわかりませんが、16タイプ診断を先にやったりすると理解しやすくなるかもしれません。 理解が追いついていないので星3つ。
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