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英作文のストラテジー 英語入試問題解 2
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英作文のストラテジー 英語入試問題解 2

望月嘉信(著者), 米山達郎(著者)

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英作文のストラテジー 英語入試問題解 2

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河合出版/河合出版
発売年月日 2004/04/01
JAN 9784777200009

英作文のストラテジー 英語入試問題解 2

¥942

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2024/06/12

 和文英訳の基本を150の例文を解説しながら、文法の基本、間違いやすいポイントや定番表現を確認する。次いで誤文訂正で復習し、最後に20の大学入試問題の英訳問題で演習する、という構成。発売された2004年当時なら初級レベル、でも今の高校生ならいろんな意味で中級レベル以上でちょうどよ...

 和文英訳の基本を150の例文を解説しながら、文法の基本、間違いやすいポイントや定番表現を確認する。次いで誤文訂正で復習し、最後に20の大学入試問題の英訳問題で演習する、という構成。発売された2004年当時なら初級レベル、でも今の高校生ならいろんな意味で中級レベル以上でちょうどよいのでは、という感じ。  いろんな意味で、というのは1つは、前半部分は初級レベルの定番事項の確認だけれど、たぶん今の高校生はあんまり文法とか英訳の練習ってしないから知らないことも多いと思うし、最後は京大、阪大、神大の和文英訳問題も入っているので初級とは言えない感じがする。もう1つは、今の高校生がこの本で自習するには基礎学力の上に忍耐力が要求されると思う。最初の英作文の書き方、みたいなところでギブアップしてしまうのが関の山。というか最初の「英作文問題攻略のストラテジー」の部分はひたすら説明だけの概論なので、読んで理解したとしても使える知識にはならないと思う。まだまだ受験が遠い高1とか高2にはこれで自習するモチベーションは起こらないと思うので、そういう意味でも中級以上のレベル。  たぶん一番役に立つのはパート2の基本例文を理解するパートで、全部やろうとせずに、ここだけ真面目に読んで、自分で150個書けるようにすることはすごい意味があると思う。あと「整理」というところで例えば、「Sは…するようになる」(p.37)とか、「Sは…のように見える」の表現(p.38)の仕方のまとめ、とか「so [such]... that節の使い方」(p.81)とか、おおよそ受験生が知ってないといけない事項がまとめてあって、やっぱり独学では読みにくいところもあるが、それでも役に立つ。そして密かに、下の欄外のところに見開きで受験生がミスしやすい表現や和製英語なんかが書いてあるのも良いので、ここをザッと見るだけでも一応勉強にはなる。  もともと古い本なので、最後の大学入試問題は今見ると内容的に違和感。「茶の間」とか「テレビ」とか「携帯電話」とか。というかおれが解かされた記憶がある問題とかもあって、これを今バージョンに改訂したら使えるのかもしれない(もうあるのかもしれないけど、確認してない)。あとは余談だが、それにしても「最近は、いやおうなしに英語を使って生きていかなければならない人が多くなってきました」とか、「昔は町内に怖い大人が必ず何人書いて、子供が人として恥ずかしいことをすると、いつも本気になって説教してくれたものである」(←これおれが高校生の時にやった記憶がある)とか、「日本では大昔から、働いているのが善であり、遊んでいるのが悪であると考えられてきた。」とか、「今なら自動車で海に行くことはたやすいが、その海もずいぶん失われたことは残念である。」とか、「年をとればとるほど夜は眠れなくなります」とか、なんでこう、こういう当時の問題って、オッサンの上から目線、ノスタルジー、な感じを漂わすんだろう。昔の話をすると時制を考えないといけないから、時制をテストするという英語力の目的には適うものなのだろうか。全然関係ないけど、こういう和文英訳の和文を国語的に分析したら面白いかもしれない。  ということで、「英語入試問題解法の王道」シリーズの名前の通り、内容は悪くはない英作文の王道、正統派の参考書だけど、たぶん今の高校生にはなかなか読みづらい本だと思う。(24/06/02)

Posted by ブクログ

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