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- 1205-02-21
銀河鉄道の夜 フォア文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩崎書店/岩崎書店 |
| 発売年月日 | 1981/09/01 |
| JAN | 9784265010240 |
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銀河鉄道の夜
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銀河鉄道の夜
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
「グスコーブドリの伝記」、「雁の童子」、「銀河鉄道の夜」の三篇が収められている。どの物語にも、死がとても身近に感じられる。本の最後にある解説のおかげで、「銀河鉄道の夜」の意味が少しわかった気がした。解説を読んだあとは、もう一度読み返さずにはいられなかった。 「銀河鉄道の夜」につ...
「グスコーブドリの伝記」、「雁の童子」、「銀河鉄道の夜」の三篇が収められている。どの物語にも、死がとても身近に感じられる。本の最後にある解説のおかげで、「銀河鉄道の夜」の意味が少しわかった気がした。解説を読んだあとは、もう一度読み返さずにはいられなかった。 「銀河鉄道の夜」について 読む前は、「銀河鉄道999」のような宇宙の物語を想像していたけれど、実際にはとても不思議で幻想的な異世界を旅するような話だった。「ほんとうのしあわせ」というキーワードが物語の核になっていることに、読んでいる最中はなかなか気づけなかった。解説を読んでやっと理解できて、自分の読解力のなさに少しへこんだ。 この物語は、作者自身の手で四度も推敲・訂正が行われている。今回収められていたのは最終稿で、削除された部分についても解説で読むことができる。削られた箇所には、物語の説明をしすぎている印象もあり、たしかに最終稿の方が読後の余韻がある。物語の中の「よく分からないところ」がどうしても気になるタイプなので、そこが読めて良かった。 天の川に降りたつ鳥をつかまえる仕事をしてみたい。サギの足をつかまえて、羽や翼を整えて、目を閉じさせてくちばしを揃えて並べたい。そして、それを包みにくるんで押し葉にする。サギの羽は、見た目に反して固くてゴワゴワしていそう。見た目はサギなのに、水銀を蒸発させるために下ごしらえが必要だというのは、環境汚染の比喩なのだろうか。 氷山にぶつかって沈没した船からやってきた三人も強く印象に残った。誰かを押しのけて、自分が代わりに生き残ることは本当に「正しいこと」なのか。そう胸を張って言える人は、どれくらいいるのだろう。
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たった1つのしあはせのため 子どもの頃は怖い印象。 今読み返すと、静かで美しい印象。 未定稿であることは知らなかった。 本当の幸せは他者の為に生きること、という教訓は極めて宮沢賢治らしい。難解(というか意図が読み取れない)部分は少なからずあるものの、一つ一つのエピソードが綺麗で...
たった1つのしあはせのため 子どもの頃は怖い印象。 今読み返すと、静かで美しい印象。 未定稿であることは知らなかった。 本当の幸せは他者の為に生きること、という教訓は極めて宮沢賢治らしい。難解(というか意図が読み取れない)部分は少なからずあるものの、一つ一つのエピソードが綺麗であり、冒険小説の金字塔と思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
表題作「銀河鉄道の夜」、「グスコーブドリの伝記」、「雁の童子」の3作がおさめられています。 「グスコーブドリの伝記」 少し前アニメ映画がやっていたので、どうも猫のイメージだったのですが、人間が主人公なんですね(笑) 男と女の兄妹というところ、二人が離れ離れになってしまうところ、男の子が労働を強いられるというところから山椒大夫を連想しました。 こちらは兄妹は無事に再会できましたが。 てぐすというのは本当にいる虫でしょうか?(蛾は嫌いなので調べられません) 火山研究者になったところが好きです。 装置の描写が好きです。 「雁の童子」 こちらは昔話のような雰囲気ですね。 一度読んだだけではどういうお話かよくわからなかった・・。 あのおじいさんが須利耶さまだったのでしょうか。 「銀河鉄道の夜」 宮沢賢治というと、クラムボン、よだかの星、注文の多い料理店くらいなもので、いちばん有名であろう話は読んだことがありませんでした。 もっと早く読みたかった!と後悔しました。 こんなに美しくて哀しくて切なくて力になるお話をこの年まで知らなかったのはもったいないことしたなあと思いました。 後半、二人だけになり、ジョバンニがカムパネルラに話しかけるところがもうたまらなくなって、泣いてしまいました。 「ほんとうにみんなのしあわせのためならぼくのからだなんか百ぺん妬いてもかまわない」、カムパネルラは本当に人の幸せのために亡くなってしまったのですね。 最後の場面、ジョバンニはカムパネルラのお父さんにもうすぐお父さんが船で帰ってくると知らされますが、「どうしたのかなあ、ぼくには一昨日たいへん元気な便りがあったんだが~船がおくれたんだな。」というのがどうも気になります。 途中、列車に乗り込んできた青年、姉弟は船が氷山にぶつかって溺れて亡くなった人たちでした。 ジョバンニは「(山の流れる北のはての海で~たれかが一生けんめいはたらいている。ぼくはそのひとにほんとうに気の毒でそしてすまいなような気がする)」と思っていましたが、これはお父さんのことじゃないのかなあ。 お父さんは帰ってきたのでしょうか。 グスコーブドリも飢饉を救うために犠牲になっているし、「人のために何かをする」ということが宮沢賢治の作品のテーマなのだと感じました。 ジョバンニのいう「ほんとうにみんなのしあわせのためならぼくのからだなんか百ぺん妬いてもかまわない」という精神。 銀河鉄道には初期形と後期形の二種類があるようで、この本は後期形なのだそうです。 あとがきに"後期形では作者が決してしまった部分にすてるには惜しいだいじな問題があるので、初期形から引用しておきます"とあり、文章が載っています。 その文章がたしかにとても素晴らしいので、初期形もぜひ読んでみたいです。 ちなみに、ジョバンニが持っていた切符について「このきっぷは選ばれた者、使命をもったものの護符でしょう。」と解説してあるのですが、 私はみんな本当は「天上どこじゃない、どこでも勝手にあるける通行券」を持っていて、人生という列車に乗り、「ほんとうのさいわい」を探しているのだと思います。 ただ、どこへでも行けるはずなのに、ここにしかいられないと思い込んでいる人、状況を作り出してしまっている人も少なからずいるわけで、 自分がそんな状況になったとき、ジョバンニの言葉を読んで、「ほんとうのさいわいを探し求めること」を思い出せたらいいなと思います。
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