商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2003/05/01 |
JAN | 9784101137070 |
- 書籍
- 文庫
橋のない川(第6部)
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橋のない川(第6部)
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商品レビュー
4.3
10件のお客様レビュー
植物と生きる生命本来の在り方が感じられる。 私が好きな住井すゑさんの生活の慎ましい幸福と、根を張る努力が描かれている。好きだ。 部落間差別が激募らせる時代では、貧民と一般の縁組ですら叶わない。 部落間では渡る橋もない大きな川が、映らずともごうごう流れる。 私は総括のようなこの...
植物と生きる生命本来の在り方が感じられる。 私が好きな住井すゑさんの生活の慎ましい幸福と、根を張る努力が描かれている。好きだ。 部落間差別が激募らせる時代では、貧民と一般の縁組ですら叶わない。 部落間では渡る橋もない大きな川が、映らずともごうごう流れる。 私は総括のようなこの第六部が好きだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この一週間は、読書の中心は「橋のない川」です。第7部はありますが完結編といわれた第6部迄一気に読了しました。12年余りで書かれた大長編、3271頁を1週間で(^-^) 第6部は大正12年の関東大震災から。水平社、朝鮮人、社会主義者などへの迫害が。住井すゑ「橋のない川(六)」、昭45.11刊行、506頁。小森、井野などの村と島名、松川など一般農村の間には、渡る橋もない大きな川がごうごうと流れている。船場の豊太に求婚された七重は、断りではなく遠慮の返事を。東京に行くまちえと小森に残る孝二の行方はどうなる?!
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大逆事件や関東大震災の際の朝鮮人虐殺などを通じて、差別や、人が人を支配することの恐ろしさを描いている。道理としてはわかっていても実際に社会が変化することを好まない人々。これも現代に通じる感情。
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