商品詳細
| 内容紹介 | 妻の裏切りを知らされ、共産主義運動から脱落し、心中から生き残った著者・太宰が、自殺を前提に遺書のつもりで書き綴った15編からなる処女創作集。 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
| 発売年月日 | 1947/12/12 |
| JAN | 9784101006017 |
- 書籍
- 文庫
晩年
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晩年
¥693
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商品レビュー
3.7
167件のお客様レビュー
メタフィクションの格…
メタフィクションの格好を取った、自分語り文学の傑作です。
文庫OFF
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太宰治というと句点が多いイメージを勝手に持っていたが、『ロマネスク』はむしろ句点が少ない。 『人間失格』ではカッコ書きが多かったし、『新ハムレット』は戯曲風だし。作家は色々試作しながら書いてるんだなーと改めて思った。 『猿面冠者』に主人公(太宰自身?)が『書きだしに凝るほうであった』と書いてあったので、収録作の書きだしだけもう一度拾って読んでみた。たしかに太宰は書きだしに凝る人だなと思った。『晩年』以外でも『駈込み訴え』の一段落目とか本当、すごい。主人公が冒頭から落ち着いてない。なのに登場人物の関係性がちゃんと分かる。あれはすごい。書きだし一段落目選手権があったら『駈込み訴え』を私は推したい。二段落目の『落ちついて申し上げます』も含めて好きなんだけど……って話が別の本にいってしまった。『駈込み訴え』は新潮文庫版『走れメロス』に収録。太宰が『晩年』で終わらずその後の様々な作品が生まれて本当よかった。 (※『晩年』はタイトルからだと分かりづらいけど、太宰治が一番最初に出した本です) 『思い出』が好き。葡萄畑のところ好き。でもみよちゃん最後……。叔母さまのことを思いだすのも印象深い。
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太宰治で1番好きな小説「葉」が収録されている短編。 その他の各短編にもかなり個人的思い入れがある。 遺書として書き上げたとされるこの晩年の、「葉」の最後 『お茶のあぶくに きれいな私の顔が いくつもいくつも うつっているのさ どうにか、なる。』 に何度も何度も救われたから、不思議な気持ちになる。誰かの遺書となる小説で誰かが救われると思わされることについて、小説の凄みを知った作品。
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