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ムーミン谷の彗星 講談社文庫
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ムーミン谷の彗星 講談社文庫

トーベ・ヤンソン(著者)

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ムーミン谷の彗星 講談社文庫

460

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1978/10/01
JAN 9784061380721

ムーミン谷の彗星

¥460

商品レビュー

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2026/06/07

前作『小さなトロールと大きな洪水』でムーミン谷へ越してきたムーミン一家 前作に引き続き、今回も彗星という災難がムーミンたちを襲う スニフと一緒に彗星の秘密を探す旅に出たムーミンが 仲間をつれてムーミン谷に買ってくるまでの冒険譚 わたしはアニメ版のムーミンを見たことがなく、展開さ...

前作『小さなトロールと大きな洪水』でムーミン谷へ越してきたムーミン一家 前作に引き続き、今回も彗星という災難がムーミンたちを襲う スニフと一緒に彗星の秘密を探す旅に出たムーミンが 仲間をつれてムーミン谷に買ってくるまでの冒険譚 わたしはアニメ版のムーミンを見たことがなく、展開されている愛らしいグッズからムーミン作品が気になり、このムーミンシリーズの小説を読もうと思った 読み始めて気づいたのは、登場人物たちの全員が全員、ちょっと様子がおかしい 主人公のムーミンは時々びっくりするほど口が悪いし、 小さな生き物スニフは文句言いで ジャコウネズミは天邪鬼な上に意地っ張りで謝罪というものをしない ヘルムという生き物は自分の熱中したもの以外のことは眼中になく、世界が滅ぼうが自分が滅ぼうが自分の熱中していることにしか興味がない そんなカオスなメンバーを受け入れるムーミンパパ、ママだけれど、彼らも決して普通ではない かろうじてスナフキンが本作における良心のような役割をしているが、彼もやはり例外ではなく、 現代人もびっくりのミニマリスト精神の持ち主で、 必要に迫られたとは言え、旅の途中で躊躇なくこれまで使用していた物を捨て去る、宝物のハーモニカと帽子以外…。 合間に挟まるヤンソンのムーミン描写がまた秀逸 ギャグじゃないのに、というかギャグじゃないからこそシュールさが際立ち思わず吹き出してしまう 「ムーミントロールはコーヒーが大すきなので」とあり、ムーミンは見た目に反して大人な味覚をもってることが発覚したり、 滑落したムーミンをスナフキンたちが助けるシーンで 「彼(落ちたムーミン)は、わりに重いトロールだったのです。」と辛辣な一言が添えられていたりする 内容とともにヤンソンの素晴らしいイラストも楽しい この人の描く線はすごく心地がいい すーと軽くてでも、きちんとあるべきとことに線が引かれているように感じる そして、本作のクライマックスのシーンは「もののけ姫」のラストのように、荒廃していた世界に水と光が戻る場面になる。 鮮やかな世界が、静かに戻るシーンは、文章から情景が浮かび上がるように感じた

Posted by ブクログ

2025/08/22

ムーミンシリーズ再読2冊目 なかなかシビアな世界観&ハラハラする冒険が続くけれど、これが実質第2作目で、この後にあの豊かで大らかなムーミン生活が繰り広げられるのだと知って納得(スナフキンやスノーク、アニメのフローレンと初めて出会うのも今作) そもそも、自然の荒々しさを正しく恐れ...

ムーミンシリーズ再読2冊目 なかなかシビアな世界観&ハラハラする冒険が続くけれど、これが実質第2作目で、この後にあの豊かで大らかなムーミン生活が繰り広げられるのだと知って納得(スナフキンやスノーク、アニメのフローレンと初めて出会うのも今作) そもそも、自然の荒々しさを正しく恐れ、賢く立ち回ることというのもムーミン作品の魅力のひとつなのだけど、さすがに『彗星の大接近』ともなると、あまりにも天災のスケールが大きすぎ、冗談じゃなく作品全体に滅亡の気配が漂っている 海は干上がり、浜は腐り、草は焼け、森は蝗に食い尽くされる それでもムーミンは恋をし、スナフキンはハーモニカを吹き、スニフは子猫を思い、ムーミンママは息子のためにケーキを焼く そうした有りのままの過ごし方を読んでいるうちに、なんだかこちらが励まされているような気がしてくる 恐ろしい目に合っても、各々の生き方を当たり前に貫き、他人のそれも許す そんな勇気ある頑なさに心打たれた一冊

Posted by ブクログ

2025/06/06

ムーミン谷に彗星が落ちてくるというまさかの地球滅亡規模の大事件にびっくり。天文台を目指したスニフとムーミントロールの大冒険は、スナフキンやスノークの兄妹、ヘムルのおじさんなど多くの出会いがあってキャラクターが一気に増えた印象。ムーミン谷での平和な日常とは対照的に終始ハラハラドキド...

ムーミン谷に彗星が落ちてくるというまさかの地球滅亡規模の大事件にびっくり。天文台を目指したスニフとムーミントロールの大冒険は、スナフキンやスノークの兄妹、ヘムルのおじさんなど多くの出会いがあってキャラクターが一気に増えた印象。ムーミン谷での平和な日常とは対照的に終始ハラハラドキドキする展開だった。干上がった海や確実に近づいてくる彗星、いなごの大群などカタストロフの描写がリアルでゾッとした。どうやら広島の原爆の投影があるようで納得。売店のおばあさんが粋で好きだった。最後はスニフのどうくつが大活躍でにっこり。

Posted by ブクログ

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