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ムーミン谷の彗星 の商品レビュー

3.9

65件のお客様レビュー

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2025/08/22

ムーミンシリーズ再読2冊目 なかなかシビアな世界観&ハラハラする冒険が続くけれど、これが実質第2作目で、この後にあの豊かで大らかなムーミン生活が繰り広げられるのだと知って納得(スナフキンやスノーク、アニメのフローレンと初めて出会うのも今作) そもそも、自然の荒々しさを正しく恐れ...

ムーミンシリーズ再読2冊目 なかなかシビアな世界観&ハラハラする冒険が続くけれど、これが実質第2作目で、この後にあの豊かで大らかなムーミン生活が繰り広げられるのだと知って納得(スナフキンやスノーク、アニメのフローレンと初めて出会うのも今作) そもそも、自然の荒々しさを正しく恐れ、賢く立ち回ることというのもムーミン作品の魅力のひとつなのだけど、さすがに『彗星の大接近』ともなると、あまりにも天災のスケールが大きすぎ、冗談じゃなく作品全体に滅亡の気配が漂っている 海は干上がり、浜は腐り、草は焼け、森は蝗に食い尽くされる それでもムーミンは恋をし、スナフキンはハーモニカを吹き、スニフは子猫を思い、ムーミンママは息子のためにケーキを焼く そうした有りのままの過ごし方を読んでいるうちに、なんだかこちらが励まされているような気がしてくる 恐ろしい目に合っても、各々の生き方を当たり前に貫き、他人のそれも許す そんな勇気ある頑なさに心打たれた一冊

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2025/06/06

ムーミン谷に彗星が落ちてくるというまさかの地球滅亡規模の大事件にびっくり。天文台を目指したスニフとムーミントロールの大冒険は、スナフキンやスノークの兄妹、ヘムルのおじさんなど多くの出会いがあってキャラクターが一気に増えた印象。ムーミン谷での平和な日常とは対照的に終始ハラハラドキド...

ムーミン谷に彗星が落ちてくるというまさかの地球滅亡規模の大事件にびっくり。天文台を目指したスニフとムーミントロールの大冒険は、スナフキンやスノークの兄妹、ヘムルのおじさんなど多くの出会いがあってキャラクターが一気に増えた印象。ムーミン谷での平和な日常とは対照的に終始ハラハラドキドキする展開だった。干上がった海や確実に近づいてくる彗星、いなごの大群などカタストロフの描写がリアルでゾッとした。どうやら広島の原爆の投影があるようで納得。売店のおばあさんが粋で好きだった。最後はスニフのどうくつが大活躍でにっこり。

Posted byブクログ

2025/05/30

スナフキンも、スノークのお嬢さんも、ここで出会ったんだ。 解説にも、これが最初のムーミンと書いてある。

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2022/03/19

第2作目(1946)。ソ連との長い戦争に敗れ、その雰囲気を反映している作品との解説。1944年モスクワ休戦協定。1945年8・6/8・9に広島長崎原爆投下。不安と動揺をひそめている物語との事も頷けた。 ムーミン「ニョロニョがものも言わずずっと遠くを睨んでどんどんん進むだけ。人の...

第2作目(1946)。ソ連との長い戦争に敗れ、その雰囲気を反映している作品との解説。1944年モスクワ休戦協定。1945年8・6/8・9に広島長崎原爆投下。不安と動揺をひそめている物語との事も頷けた。 ムーミン「ニョロニョがものも言わずずっと遠くを睨んでどんどんん進むだけ。人の事はきにしちゃいない。どうしても行きたい所へ行きつけず、いつも憧れているだけ」これは自分の姿ではないか? スナフキン「自分できれいだと思うものはなんでも僕のものさ。その気になれば世界中でも」「自分のものにして持ってかえろうとすると難しい。僕はみるだけにしているんだ。そして立ち去る時には頭の中へいれておくのさ。かばんを持ち歩くよりずっと楽しいね」「持ち物を増やすということは本当におそろし事ですね」ミニマリストスナフキンですか!鴨長明様と同じ志向ですか?! スニフの慌てぶりも好きです。まるで自分をみているかのようです。ムーミンママの愛情に憧れますね。ニョロニョロのように永遠に辿りつけない境地かも。イエス様の渇きにも似たような感覚かも。

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2019/09/05

ムーミンシリーズの実質的長編第1作。ムーミン谷に迫る赤い彗星をめぐる冒険譚。 まあとは言うものの、無知な子供たちによる無謀な話と思うか、勇気溢れる話と思うかは人それぞれ。話自体の展開は意表をついていて、息もつけないほどの展開。読み応えがあります。 それにしても登場人物は、みんな自...

ムーミンシリーズの実質的長編第1作。ムーミン谷に迫る赤い彗星をめぐる冒険譚。 まあとは言うものの、無知な子供たちによる無謀な話と思うか、勇気溢れる話と思うかは人それぞれ。話自体の展開は意表をついていて、息もつけないほどの展開。読み応えがあります。 それにしても登場人物は、みんな自己中だし、まるで論理的でないし、すぐ他ごとに心が飛ぶし、自己流にこだわるし…でもこう言うことって我々の周りにも多いよね。 原書名:Kometen Kommer 著者:トーベ・ヤンソン(Jansson, Tove, 1914-2001、フィンランド・ヘルシンキ、画家) 訳者:下村隆一(1928-1969、大阪市、スウェーデン文学) 解説:山室静(1906-2000、鳥取市、詩人)

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2019/03/23

ヘムルとかスニフとか、もう、空気の読めない、みんなの輪を引っかき回したり困らせたりするキャラクターがいて、苛立ったりした。彗星が落ちてくるというのに、自分のコレクションのことしか興味なかったり、すぐに泣き言を言ってみんなに気を遣わせたり。登場キャラクターの中でスナフキンが一番、落...

ヘムルとかスニフとか、もう、空気の読めない、みんなの輪を引っかき回したり困らせたりするキャラクターがいて、苛立ったりした。彗星が落ちてくるというのに、自分のコレクションのことしか興味なかったり、すぐに泣き言を言ってみんなに気を遣わせたり。登場キャラクターの中でスナフキンが一番、落ち着いていて大人でイケメンだった。あと、ニョロニョロが神出鬼没で、結局、奴らが何者なのか、今回もよく分からなかった。

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2017/04/26

ずっと彗星に怯えながらも、勇敢に旅を続けて、後ろを向いてもまたちゃんと前を向き直して、そんな勇気をもらえるストーリーだった。 弱音を吐くスニフについつい苛立ってしまったけれど、現実社会で、そういう人間も含めて人間社会だって言える器を持てるようになりたい。

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2015/09/27

今年はムーミンのアニバーサリー・イヤーだそうだ。 アニメを子どものころ、少しだけ見た記憶があるけれど、たぶん一回だけ。 内容なんて全く覚えていない。 なぜか当時、まったく心に入ることがなかったようなのだ。 これはシリーズ第二作に当たるという。 彗星が地球にぶつかるかもしれないと...

今年はムーミンのアニバーサリー・イヤーだそうだ。 アニメを子どものころ、少しだけ見た記憶があるけれど、たぶん一回だけ。 内容なんて全く覚えていない。 なぜか当時、まったく心に入ることがなかったようなのだ。 これはシリーズ第二作に当たるという。 彗星が地球にぶつかるかもしれないという、童話としてはとても緊迫したお話。 アニメになっているのか知らないけれど、たしかにこれは子供の私には難しい。 スノークって? 固有名詞じゃないの?なんて調子。 ムーミンシリーズは一冊も読んだことがない!と言ったら、配偶者がなぜか読み聞かせてくれた。 一人で読んでいたら、スニフちゃんは好きになれなかったかもしれない。 配偶者のすっとぼけた調子でスニフの台詞が読まれると、何か許容できてしまうから不思議。

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2014/11/19

本当に大切なモノは何か、この世の最後に迫られる選択肢。 キャラクターの個性がありありと出ていて、飽きずにサクッと読めました。

Posted byブクログ

2014/06/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読破しました。 哲学者を意味するキャラクターじゃこうねずみを受け入れるか、受け入れないかということが、世界の終焉を意味する、ムーミン谷への彗星の衝突をとるか、とらないかへの選択につながっていく物語でした。ムーミン谷への彗星の衝突というカタストローフの終わったあとは、みずみずしいけれども、いつもと変わらない世界が待っていました。自己の死という世界の終焉を考えさせられる、たいへん意味深い読み物でした。イラストもムーミンらしい目に優しいもので、読後感は非常に満足しました。とても面白かったですヾ(*゜ー゜*)ノ。

Posted byブクログ