商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館/小学館 |
発売年月日 | 2007/01/10 |
JAN | 9784093897006 |
- 書籍
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世界で一番売れている薬
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商品レビュー
4.2
12件のお客様レビュー
遠藤章 1933 東北大学農学部 「フレミング博士 ペニシリンの発見」 三共株式会社 1889 M32 塩原又策 高峰譲吉博士 タカジアスターゼの輸入販売に始まる 3人の共同出資ということから三共 NY ウッドローン墓地 野口英世の墓あり、高峰譲吉の墓もあり(ステンドグラス...
遠藤章 1933 東北大学農学部 「フレミング博士 ペニシリンの発見」 三共株式会社 1889 M32 塩原又策 高峰譲吉博士 タカジアスターゼの輸入販売に始まる 3人の共同出資ということから三共 NY ウッドローン墓地 野口英世の墓あり、高峰譲吉の墓もあり(ステンドグラス張り) コレステロール 食事から摂って腸管から吸収される外因性コレステロール3割 体内で生産される内因性コレステロール 7割 LDL 高い 心臓発作と発症率が高い 肝臓から末梢へ運搬 HDL 高い 心臓発作の発症率が低い 末梢から肝臓へ運搬 メルク ドイツを拠点とするメルク社の創始者のエマニュエルメルクの孫ジョージがアメリカの拠点としてNYに設立したのが始まり 第一次大戦を境に、本家から独立 ML-236Bの炭素が一つ水酸化されたのがプラバスタチン(メバロチン) 天然スタチン ML-236B(メバスタチン、コンパクチン)、コバスタチン(モナコリンK,メルクのメビノリン)のみ 三共 半合成スタチン プラバスタチン、海外ではブリストル・マイヤーズスクイブがプラバコール メルク シンバスタチン(ゾコール、万有が輸入してリポバス) 合成スタチン ノバルティス フルバスタチン(ローコール) ファイザー アルトバスタチン(リピトール) 日産化学工業と興亜 ビタバスタチン(リバロ) 塩野義、アストラゼネカ ロスバスタチン(クレストール) コンパクチン 毒性試験で、毒性がでず、かなり高容量で試験 そこでリンパ腫の疑い 当時 サッカリンの発がん問題で大騒ぎ それが開発中止に影響 三共 自社開発品がほとんどなかった。 ファーストインクラスをやる力がなかった スタチン リスクのある人の心臓発作の発症を減らす 抗炎症作用 HDLコレステロールを上げる薬が登場しようとしている CETPコレステロール転送蛋白阻害薬 日本橋の三共本社ビル メバロチンビル
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青カビから高脂血症治療薬スタチンを発見し、日本初のブロックバスター医薬品と呼ばれるメバロチンの基本骨格であるスタチンを開発した遠藤章博士の研究人生について書かれた本。 秋田で生まれた遠藤博士が、子供時代から医者にあこがれ、ハエトリシメジから薬に興味を持ち、三共に入社後カビの酵素の研究をしていく。 その後、アメリカのNIHに留学し、当時の流行であった核酸やタンパク質ではなく、コレステロールである脂質の研究に没頭していく。 日本に帰国後、コレステロール合成阻害剤を得るため、6000株からスクリーニングした結果、PEN-51の培養液から活性物質を発見し、「ML-236」と名付けられた。これが世界で一番売れている薬スタチン類の元祖となる。 その後、社内外での臨床計画の駆け引き、メルク社との開発競争などが記されている。 一人の研究者の生きざまを描いた興味深い一冊ではないでしょうか。
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メバロチン、リピトール等のスタチンを作り出した遠藤博士の話。あと一番早くスタチンを発見しながら活かせなかった三共批判が少々。
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