商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋/文藝春秋 |
発売年月日 | 2007/03/15 |
JAN | 9784163257709 |
- 書籍
- 書籍
小学五年生
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
小学五年生
¥1,540
在庫あり
商品レビュー
3.5
81件のお客様レビュー
重松清さんは気になる作家ではありましたが今まで縁が無かったんですけども。 主人公がタイトル通り小学五年生らしい短編集。主な読者層もその辺りを想定されているみたいですが大人が読んでも何の問題も無い優れた作品ばかりでした。 淡い恋心と計算と大人の厭らしい事情が薄ら伝わる「葉桜」、...
重松清さんは気になる作家ではありましたが今まで縁が無かったんですけども。 主人公がタイトル通り小学五年生らしい短編集。主な読者層もその辺りを想定されているみたいですが大人が読んでも何の問題も無い優れた作品ばかりでした。 淡い恋心と計算と大人の厭らしい事情が薄ら伝わる「葉桜」、気持ちとは裏腹の言葉しか掛けられないもどかしさがありつつ、気持ちが通じ合う結末が美しすぎる「おとうと」、偶然救った鯉のぼりが縁になり友情を再確認する「友だちの友だち」。 まだこの三作しか読んでいませんが、重松さんの力量を知る事ができました。ファンならずとも子供時代の純な気持ちを思い返せる良作品集です。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ところどころ同じ表現が出ているのが少し気になった(「〜というのが、いい。」というものだが、一般的に小学五年生には低いとされる言語化能力を上手く表しているとも取れるな、とは感じた。「タオル」読みすぎた?)。 1番好きなのは「カンダさん」。おねえちゃんとカンダさんの歳が自分に近いという要素が起因しているのかもしれない。良かったのは「バスに乗って」。親のどちらかがいない話は何作かある中で、これは両親がいる状態でどちらも頼りにできない少年の不安定さを表せていた。 小学五年生という自分の感情の機微に気づき始める年齢設定は面白いが、それを書く筆者もそれに共感できる読者(私)も大人であるので、子供を難しいものとして捉えすぎているかも。物語作品としてはこの複雑さが無いと成立はしないが……。
Posted by
ウケました 笑笑 小学五年生男子のバカっぷりに大ウケしました 笑 17の短編、主人公は全て違うのだけれど、一冊を通して季節が順に巡ってくるので、五年生になりたての少年から、もうすぐ六年生になる少年へと、成長も感じられるようでした。 なぜウケたのか? ところどころで、ちょいちょい女...
ウケました 笑笑 小学五年生男子のバカっぷりに大ウケしました 笑 17の短編、主人公は全て違うのだけれど、一冊を通して季節が順に巡ってくるので、五年生になりたての少年から、もうすぐ六年生になる少年へと、成長も感じられるようでした。 なぜウケたのか? ところどころで、ちょいちょい女子を意識するお話が出てきます。それがもう本当に面白くて!!! 心も体も思春期の入り口の小学五年生男子の心の声がウケる 笑笑笑 最終的には、こんなに女のことばかり考えている俺は変態なんだろうか?と心配しちゃってるし 笑 大丈夫!君は健全な変態だよ!と声をかけてあげたい。 しかし、それだけではない。そこはさすがの重松清さん。何度もホロリとさせられました。 友だちや大人の気持ちを慮れるようになるお年頃、だけど自意識過剰にもなってくるお年頃。 小学五年生男子を育てる親も、かつて小学五年生男子であった人も楽しめる一冊だと思います。
Posted by