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悪人
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悪人

吉田修一【著】

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悪人

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社/朝日新聞社
発売年月日 2007/04/06
JAN 9784022502728

悪人

¥1,980

商品レビュー

4

516件のお客様レビュー

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2010/01/09

一気読み必須

容赦ない。やるせない重さがのしかかる。「悪人」と一言で言うが、それは一体誰なのか?何をもって悪と定義するのか、何が愛なのか。ある殺人事件からスタートする、深い深い物語。一気読み必須。

zxc

2024/12/02

人生は悪い方向に転がりだすとあっという間で、どこかの場面で少し違う何かがあったのならもっと違う人生があったかもしれない。違う人生を歩ませてあげたかったと思うほどに切なくて苦しい。

Posted by ブクログ

2024/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

福岡の若い保険外交員、石橋佳乃の殺人事件をきっかけに、関係者たちの人生が交錯し、歪められていく。「悪人とは何か」を問いかける物語。 なんとも悲しい。弱さや愚かさがこれほど丁寧に描かれると、読んでいて胸が苦しくなる。もし祐一が佳乃より先に光代と出会っていれば、あんなことにはならなかったかもしれない。光代も祐一と出会わなければ、愛した人を「悪人」と自らに言い聞かせるような、あの悲しみを味わわずに済んだだろう。それだけではない。佳乃にもっと思いやりがあれば、増尾に想像力があれば、佳乃の両親がもっと娘と関わっていれば――そう考え出すときりがない。 登場人物全員の器の小ささ、弱さが不幸にも噛み合い、悲劇を生んでしまった。こうした悲劇は決して珍しいものではない。それは、人間の弱さがあらゆる不幸の原因だからだ。この物語を通じて、人間は弱いがゆえに誰しも「悪人」になり得る資質を持っているのだと、改めて気付かされる。

Posted by ブクログ

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