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地下室の手記 光文社古典新訳文庫
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地下室の手記 光文社古典新訳文庫

フョードル・ドストエフスキー(著者), 安岡治子(訳者)

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地下室の手記 光文社古典新訳文庫

990円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/光文社
発売年月日 2007/05/20
JAN 9784334751296

地下室の手記

¥990

商品レビュー

3.8

89件のお客様レビュー

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2026/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かなり好きな話だった。 私のために書かれた本かな……なんて思ってしまうくらい。 主人公の性格が好きだ。臆病で妬みっぽくて、卑屈だがプライドが高い。 強者のように行動しようとしつつも怯えてやめてしまったり、言ったばかりのことを撤回したりする矛盾もとても人間的だ。 人物描写がうまく、目の前に彼がいるかのような感覚を覚えた。 読了後、主人公に名前があると耳にした。(作中では出ていないよね?) ネクラーソフというそうだが……どういう意味の名前なんだろうか。 ズヴェルコフは野獣、トルドリューボフは勤勉など、ズヴェルコフたちには意味のある名前がつけられているようだが。

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2026/07/18

分裂気質類型の描写としてやたら完成度が高い。身近にその手の気質者が居たのか、作者自身がそうだったのか。主人公の自己分析はそのままそれだし、何度も出てくる"太陽"モチーフへの一方的で愛憎交じる感情、主人公の生育歴、文句の言い方、同類であろう売春婦との会話、そして...

分裂気質類型の描写としてやたら完成度が高い。身近にその手の気質者が居たのか、作者自身がそうだったのか。主人公の自己分析はそのままそれだし、何度も出てくる"太陽"モチーフへの一方的で愛憎交じる感情、主人公の生育歴、文句の言い方、同類であろう売春婦との会話、そしてこの手記全体の書き方など、作者や主人公自身があまり気づいていないであろう部分にも癖が出ている。私は分裂類型を少なくとも4つ知っているが、どこからでも無限に語れそうだ。大好きな本の1つ。

Posted by ブクログ

2026/07/11

自意識が肥大化し、現実との乖離に苦悩する男の手記。合理主義で結果を残す人物を浅はかと笑い、分析麻痺的に行動できない自分を、"周りより賢いのだからタチが悪い"と評している。 一方でこれが本質的に何も産まないことも理解しており、自己嫌悪のループに陥っている。 メ...

自意識が肥大化し、現実との乖離に苦悩する男の手記。合理主義で結果を残す人物を浅はかと笑い、分析麻痺的に行動できない自分を、"周りより賢いのだからタチが悪い"と評している。 一方でこれが本質的に何も産まないことも理解しており、自己嫌悪のループに陥っている。 メタ認知が優れた手記の男は、同時に自意識が肥大化しており、何もかもうまくいかない。 メタ認知力と自意識過剰は相反する性質だと考えていたが、同時に存在した場合、この主義の男のような状況に陥るのかもしれない。 2章の男は、友人にも女性にも素直になれず、最後に感情が暴発し破滅している。 ここまで行くと流石に感情移入できないが、メタ認知力からくる自己嫌悪に基づく自罰意識は理解できた。 この男は合理性があまりにも欠けているところが、味わい深いところでもあり、私には理解の及ばないところであった。

Posted by ブクログ

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