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自分は死なないと思っているヒトへ 知の毒 だいわ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 大和書房/大和書房 |
発売年月日 | 2006/12/09 |
JAN | 9784479300625 |
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自分は死なないと思っているヒトへ
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諸行無常”を否定する都市化”に警鐘を鳴らす. 筆者は日常生活に染み付いた人間の全能感(あらゆるものを管理しようとする,できると思うこと)を改めて否定する トップダウン制御の限界(ブラックスワンに対する無抵抗さ)を感じる自分には共感できるる部分が多い. 筆者の抽象化・表現・連想能...
諸行無常”を否定する都市化”に警鐘を鳴らす. 筆者は日常生活に染み付いた人間の全能感(あらゆるものを管理しようとする,できると思うこと)を改めて否定する トップダウン制御の限界(ブラックスワンに対する無抵抗さ)を感じる自分には共感できるる部分が多い. 筆者の抽象化・表現・連想能力も見習いたい. アンチ都市化に対する筆者の提案は「制御ではなく手入れ」という考え方だと思う.物事を自分の望む方に仕向ける.でもその通りに行くかどうかは自然に任せる. 人類の歴史は”制御することの追求”とも言えるかもしれない. 科学は当然,制御の道具だし,宗教も科学が登場する以前は説明不能な理不尽な事態を神の思し召しということにできた. ”制御できないものもある”と腹を括ることも制御の一つと言えるかもしれない. 講演会や寄稿の寄せ集めのようで同じ内容が重複する.そのため内容が頭に入ってきやすいし後半はスラスラ読める. ===== 都市: Vs自然,意識的,人工的,制御,管理,予定調和的,「ああすればこうなる」 非都市的なものの忌避(屋内に現れるゴキブリ) 人間の死は自然(非都市的).だからみんな関わりたくない.病院という場所に抑える 制御不能なものを取り払おうとすること (制御不能なものが 人間の自然=生老病死 九相図 知るということは(知ることで)自分が変わるということ.大変な危険を伴う. (例:告知によりがんの存在を知り,動揺する) 教育システムの確立=知るの無毒化,無刺激化=非自分事=「勉強はつまらない」 聖書=本の中に歴史を閉じ込めてしまう行為 コントロールではなく”手入れ” ”やっていることと,結果が直結しないと気が済まない.予測と制御.「ああすればこうなる」という考え方で子供を育てるのは,年の特徴です.”
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『まともバカ―目は脳の出店』(2006年、だいわ文庫)の続編で、前著とおなじく『脳と自然と日本』(2002年、白日社)と『手入れ文化と日本』(2002年、白日社)を再編集したものとなっています。 著者の講演などをもとにした本なのでやむをえないことなのかもしれませんが、とりあげら...
『まともバカ―目は脳の出店』(2006年、だいわ文庫)の続編で、前著とおなじく『脳と自然と日本』(2002年、白日社)と『手入れ文化と日本』(2002年、白日社)を再編集したものとなっています。 著者の講演などをもとにした本なのでやむをえないことなのかもしれませんが、とりあげられているエピソードなどは前著と重複するものが多く、多少退屈に感じてしまったのも事実です。それでも、著者の基本的な考えかたは非常にユニークだと感じました。
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自分は死なないと思うこと。それは今の社会とりわけ日本が「都市化」してきたことにあると養老先生は指摘する。本来死というものは日常の中にあったが歴史の中で日本人はそれを排除していくようになった。そうして死は遠い存在になっていく。この前読んだフロムの本と同じで孤独という問題は人間にとっ...
自分は死なないと思うこと。それは今の社会とりわけ日本が「都市化」してきたことにあると養老先生は指摘する。本来死というものは日常の中にあったが歴史の中で日本人はそれを排除していくようになった。そうして死は遠い存在になっていく。この前読んだフロムの本と同じで孤独という問題は人間にとって非常に大きなテーマとなっていることを感じた。
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