商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2007/01/25 |
JAN | 9784101224015 |
- 書籍
- 文庫
ギリシア神話(上)
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ギリシア神話(上)
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商品レビュー
3.1
8件のお客様レビュー
複数資料から引き比べてエピソードを盛り込んでるから、子供の頃読んだ話の元はこっちか~とか、おう…マジかってなる事も多いです。 何故かナルキッソスとヒュアキントス混同してました。 花繋がりだからかしら。 アポロンとダフネはベルニーニの彫刻を思い出しました。 略奪系ならプロセルピナの...
複数資料から引き比べてエピソードを盛り込んでるから、子供の頃読んだ話の元はこっちか~とか、おう…マジかってなる事も多いです。 何故かナルキッソスとヒュアキントス混同してました。 花繋がりだからかしら。 アポロンとダフネはベルニーニの彫刻を思い出しました。 略奪系ならプロセルピナの略奪もすごい。大理石とは思えない表現なんですよねぇ…。 ヘルメース・プシューコポンポスの響きについふふっとしてしまう。 バッカスの項目で石好きにはマストなアメシストの逸話出るかなって思ってたんです。 そしたらスルーだったのでアレ??って思って別の宝石の本調べたら、後世(16世紀)に作られた神話をネタにした創作なんだそうで…!あれ…意外とそういうの多いのかな…(疑心暗鬼。 ちなみにこういう話。 神々に馬鹿にされたバッカスが、むしゃくしゃして最初に会った人間をお供の虎に襲わせると誓いました。 そこに運悪く通りがかったのが月の女神の神殿に詣でる途中の乙女で、虎に追われて女神に助けを請うたら間一髪で真っ白な石に変えられました。 のちにバッカスは反省だか後悔だかして、白い石に変わった乙女に葡萄酒(または葡萄汁)を注いだら美しく輝く紫色の石に変わったと。その乙女の名前はアメシストと言いました。 もう一個バッカスとアメシスト絡みの話があって、そっちは酒に酔わないように祖母の女神からお守りとしてアメシストを持たされてたという逸話。これは4世紀くらいの話らしいです。 この本は原典に近い話を集めた感じなので、4世紀でも遅いくらいなのかなぁと。 アポロンとダフネみたいに捕まりかけて変化して逃れるって結構あるあるパターンだから、バッカスとアメシストもありえそうなうまい話ですよね…。 ただ作られた時代を知ってしまうと神話とは言わないな?と思うけども。
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読んだ本 ギリシア神話 呉茂一 20231209 ギリシアの神様の成り立ちが、日本の神様と似ているところは入りやすかったです。土着の部族が統合される中でそれぞれが持つ神様が習合される。黄泉の国のイメージもそっくりだし、海の神様須佐之男命とポセイドンが気難しいところなんかも共通し...
読んだ本 ギリシア神話 呉茂一 20231209 ギリシアの神様の成り立ちが、日本の神様と似ているところは入りやすかったです。土着の部族が統合される中でそれぞれが持つ神様が習合される。黄泉の国のイメージもそっくりだし、海の神様須佐之男命とポセイドンが気難しいところなんかも共通している。凪いだり時化たりころころ変わるのがそういう連想をさせるんだろうか。 ティターンとかクロノスとか、ゼウスが戦うところまでは面白かったんですが、その後は女の尻を追い回し、女神が嫉妬するばかりで、ろくなもんじゃない。古事記の人世篇って感じですかね。それにしても、ストーリーがなくて神様ひとりひとりのエピソードが連なってるのって、ゼウスやアポロン、バッカスなんかのうちはいいんだけど、知らない神様なんかだと結構つらいです。 下巻はイリアスやオデュッセウスなんかのお話が訳されてるみたいなんで、楽しみです。
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2021/3/30 一読したものの理解は乏しいので、ホメロスから読んで適宜参照する用途にしよっと。
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