商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社/東京創元社 |
発売年月日 | 2007/05/31 |
JAN | 9784488726010 |
- 書籍
- 文庫
幻詩狩り
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幻詩狩り
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商品レビュー
3.5
15件のお客様レビュー
SFはこれまで「アルジャーノンに花束を」ぐらいしか読んだことがないが、珍しく読んでみた。 結構恐い。SFとは分かっていても、本当にあり得ないことなんだろうか、と思ってしまう。普段から言葉の力は思い知っている訳で。 シュルレアリスムという言葉は聞いたことあるようなないような知識レベ...
SFはこれまで「アルジャーノンに花束を」ぐらいしか読んだことがないが、珍しく読んでみた。 結構恐い。SFとは分かっていても、本当にあり得ないことなんだろうか、と思ってしまう。普段から言葉の力は思い知っている訳で。 シュルレアリスムという言葉は聞いたことあるようなないような知識レベルだが、結局何が現実なのかは捉え方次第なんだろうな。 とはいえ文字や言葉は目の前にあるわけで、それを介する限り、現実はそう遠くないところにあるんだろう。 ちなみに構成が独特。起承転結という言葉を借りれば、起結承転という感じ。先に結論がある。このせいで先を読みたくなる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
世界の破滅が詩によってもたらされていく物語。 指し示すものの性質を持ち合わせた詩と”幻語”。それをめぐる物語です。 主に描かれていくのは現代日本(昭和末ぐらい?)ではありますが、未来や過去も描かれていきます。 一貫してあるのは人々に作用する3つの詩。『異界』『鏡』『時の黄金』 それぞれその性質を宿した詩は人々に作用し、世界への破滅に繋がっていくのです。 ブルトンやシュルレアリスムの詩人たち、現代の編集者、そして未来が詩によって繋がっていきます。 SFとして心地よい着地も必見です。
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「シュルレアリズム」と「アンドレ・ブルトン」共に始めて知りましたが、もう少し調べてみたいと感じました。 言葉が今以上の機能を将来発現させる可能性は、大いにあると思います。
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