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堕落論 角川文庫
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堕落論 角川文庫

坂口安吾【著】

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堕落論 角川文庫

484

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2007/06/01
JAN 9784041100202

堕落論

¥484

商品レビュー

4.1

83件のお客様レビュー

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2025/07/03

面白かった。この時代の文豪の語り口、好き。 俗悪なようでひねくれているようで、素直。率直でいようとがんばってる感じも。 日本人が、天皇を言い訳にして終戦を迎えたくだりはなるほどと。言い訳がなければただお上に従う国民性は健在かもなー。 「舞台は僕が想像し、僕がつくれば、それでいい...

面白かった。この時代の文豪の語り口、好き。 俗悪なようでひねくれているようで、素直。率直でいようとがんばってる感じも。 日本人が、天皇を言い訳にして終戦を迎えたくだりはなるほどと。言い訳がなければただお上に従う国民性は健在かもなー。 「舞台は僕が想像し、僕がつくれば、それでいい。」

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2025/02/14

堕落論、難解だった。難解だったけど、この人の言いたいことは分かる。ただ私が自分の解釈をここにどのように書いたらいいのか纏まらない。 終盤の「大阪の反逆」から「教祖の文学」「不良少年とキリスト」は坂口安吾の迫力ある文章と思いに圧倒された。まだ何となくだけど、この方、私は好きかもしれ...

堕落論、難解だった。難解だったけど、この人の言いたいことは分かる。ただ私が自分の解釈をここにどのように書いたらいいのか纏まらない。 終盤の「大阪の反逆」から「教祖の文学」「不良少年とキリスト」は坂口安吾の迫力ある文章と思いに圧倒された。まだ何となくだけど、この方、私は好きかもしれない。

Posted by ブクログ

2025/01/27

読んでよかったと心底思えた。彼の言葉には全て噛み砕かれた理由があった。左翼思想でありながらも、決して伝統自体は否定していない。彼が言っていたのは、何も考えず古くからあるものが正しいと思い込み生きることへの批判だった。このように個人的には腑に落ちるようなことが多々あり今まで言語化出...

読んでよかったと心底思えた。彼の言葉には全て噛み砕かれた理由があった。左翼思想でありながらも、決して伝統自体は否定していない。彼が言っていたのは、何も考えず古くからあるものが正しいと思い込み生きることへの批判だった。このように個人的には腑に落ちるようなことが多々あり今まで言語化出来なかった自分の心のモヤモヤが晴れた気がした。 戦後の日本は特攻隊故なのかやはりどこか"死"に対する美徳精神のようなものがあったのだろう。ただ、坂口安吾は自殺はしょうもないという。この彼の芯の強さとそこにある悲しみにものすごく胸を打たれた。 限度を知ること。これは現代日本においても学習で得るべき重要なことだと思う。

Posted by ブクログ

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