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ふすま 文化のランドスケープ 中公文庫
984円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社/中央公論新社 |
発売年月日 | 2007/04/25 |
JAN | 9784122048416 |
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ふすま
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ふすま
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商品レビュー
4.7
5件のお客様レビュー
読んでるだけで、凛としてくる読書体験。 日本文化の精緻さといい意味で合理的な考え方に日本の良さを感じた。 やっぱり神道に通ずる部分もありそう。
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ふすまというのは至極日本的なインフィルでありながら、というか、それ故に近年の住宅ではほとんど見られなくなってしまった。 体を包む衾(ふすま)と同じ名前の建築部材、ふすま。人間と建築のそれは、どちらも包み、季節によって変化し、ときに新調される。 扉でもあり間仕切りでもある。しか...
ふすまというのは至極日本的なインフィルでありながら、というか、それ故に近年の住宅ではほとんど見られなくなってしまった。 体を包む衾(ふすま)と同じ名前の建築部材、ふすま。人間と建築のそれは、どちらも包み、季節によって変化し、ときに新調される。 扉でもあり間仕切りでもある。しかし、そういう部分よりも、もっと観念的な、ふすまというものがどういう「現象」なのかということにページが割かれている。 欧米型住宅の急速な普及で、ふすまは出番がなくなった。それは、建築の機能としての出番もそうなのだけど、それ以上に、住まい手側にふすまリテラシー(こういう表現ではうまく表せていないが)がなくなっていることも大きいだろう。鍵もかからないふすまを防犯上問題だ、とするのは簡単だが、物理的防犯ではなく、礼儀作法がその役割を果たしてきた。 一方で、ふすまではないが、可動間仕切りは近年のロングライフ住宅に欠かせない、というムーブメントが広がりつつある。けれど、そこにふすまのような「現象」は起きるだろうか。我が家にもふすまがない。あえて形から入って、ふすまリテラシーを身につけたいなあ、と思った。
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日本語のうつくしさに涙がでそうになりました。それくらいたおやかな文章表現で、やさしく、且つゆたかに、日本の暮らしについて書いてらっしゃいます。 「おもむき」という言葉が胸に残りました。現代はとても便利で、食も豊かですが、みんなどこか常におなかのすいたような目つきで歩いているよう...
日本語のうつくしさに涙がでそうになりました。それくらいたおやかな文章表現で、やさしく、且つゆたかに、日本の暮らしについて書いてらっしゃいます。 「おもむき」という言葉が胸に残りました。現代はとても便利で、食も豊かですが、みんなどこか常におなかのすいたような目つきで歩いているように感じることがあります。それは「おもむき」が無いせいなのかもしれない、「おもむき」が無いと、生活は貧しいままなのかもしれない、そのように思いました。
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