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デイヴィッドミッチェル【著】, 高吉一郎【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 2007/02/26
JAN 9784105900595

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商品レビュー

3.6

10件のお客様レビュー

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2023/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何かの折にハードカバーで購入し、そのままずっと10年以上、本棚の隅に放置していた本。長いこと手を出さなかった理由はただ一つ、分厚い。最終章まで550ページある。「さぁ読むぞ」という気合がないと、なかなか1ページ目を繰ることができない。 厚さそのものから言えば京極夏彦ほどではないが、京極夏彦は「妖怪」という確たるテーマがあり、そのうえ会話のやり取りで展開する場所が多いので、読んでてそこまで負荷は感じない。 一方で、この作品は9章それぞれに違うストーリーが展開していて、ごく普通(に見える)小説もあればSFのような話もあり、急にミステリになったかと思えば、数章前のミステリ調のストーリーの時に出てきた登場人物を使って今度は暴力と殺人をテーマにした章が始まる、という感じで、ストーリーとしての一貫性がない。ただ、読み終えてみると「この一貫性の無さが、この著者の強みであり、この著者がこの作品で出したかったストーリーなんだな」というのが分かる。 なので、端的に言うと「小説家が縦横無尽に張り巡らした妄想と言葉遊びによる混沌とした作品世界」を楽しみたい、そういうジャンルの作品を楽しめる、という人には向いているし、そういう雲を掴むような架空の中の虚構の世界を読んでると頭が痛くなる、という人は読まない方がいい、という作品。自分は後者なので、この本は合わなかった。

Posted by ブクログ

2021/02/10

詠爾は島を出た。東京の混沌に、まだ見ぬ父を探すため。新宿の高層ビル群に惑い、たぐり寄せては切れる細い糸に絶望し、ふとした出会いに心ときめかせる―。饒舌にして錯綜した彼の語りの果てに明かされるのは双子の姉の死、心を病む母の存在。果たして詠爾は、父と巡りあえるのか?イギリス若手作家ベ...

詠爾は島を出た。東京の混沌に、まだ見ぬ父を探すため。新宿の高層ビル群に惑い、たぐり寄せては切れる細い糸に絶望し、ふとした出会いに心ときめかせる―。饒舌にして錯綜した彼の語りの果てに明かされるのは双子の姉の死、心を病む母の存在。果たして詠爾は、父と巡りあえるのか?イギリス若手作家ベスト20選出、ブッカー賞連続最終候補の気鋭が放つ、疾走と裏切り、思慕と夢幻の物語。哀切なるこの世界に捧げる鎮魂の歌。

Posted by ブクログ

2020/11/06

図書館で。 面白くないわけではなさそうなんだけど… ものすごい時間があるときに、ゆっくり贅沢に読みたい感じのお話だな~と思いました。一回に数ページとかそういう速度で。

Posted by ブクログ

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