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「縮み」志向の日本人 講談社学術文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
| 発売年月日 | 2007/04/10 |
| JAN | 9784061598164 |
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「縮み」志向の日本人
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「縮み」志向の日本人
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商品レビュー
3.7
21件のお客様レビュー
日本文化の独特な「縮み志向」をテーマにした本書は、文化の特徴や日本人の思考様式を深く考察しています。著者は、扇子や入れ子型の弁当など、縮み志向から生まれた日本の文化的要素を通じて、内向的で繊細な日本人の特性を浮き彫りにしています。特に、狭い空間で安らぎを求める日本人と広い空間を好む欧米人との対比は興味深く、文化の違いを理解する手助けとなります。一方で、一部の読者からは他国との比較における批判的な視点や不快感が指摘されており、著者の視点には賛否が分かれる部分もあります。それでも、縮み志向という概念の発見は新しい視点を提供し、日本文化を再考する機会を与えてくれることでしょう。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
つかみの部分で、面白いと思ったのは著者が指摘する日本の昔話の特徴。桃太郎、一寸法師、金太郎、牛若丸など日本の話に出てくる英雄は小さい者、あるいは子供が大きな者を倒すという極小主義である。他のアジアにも欧米にもそういう例はほとんどない。どこでも英雄は大きく強く逞しいのだ。何故日本人...
つかみの部分で、面白いと思ったのは著者が指摘する日本の昔話の特徴。桃太郎、一寸法師、金太郎、牛若丸など日本の話に出てくる英雄は小さい者、あるいは子供が大きな者を倒すという極小主義である。他のアジアにも欧米にもそういう例はほとんどない。どこでも英雄は大きく強く逞しいのだ。何故日本人は小さい者が大きい者を倒す話が好きなのか。逆に筋骨隆々のヒーローでは物語が成り立たないのは何故か。 「なにもなにも、ちひさきものは、みなうつくし」 清少納言が「枕草子」の中で書いたことである。さらに、ヨーロッパで生まれて中国経由で伝わった団扇を日本人は折り畳める扇子に生まれ変わらせた。枯山水、箱庭、石庭、盆栽、盆石、生花と自然を小さくコンパクトなものにして一体化しようとする。 掛け軸のように持ち運べる絵画から、扇子同様に小さくなる折りたたみ傘、そしてトランジスタラジオやウォークマンまで。小さいものが強いもの。小さくすることで新しい価値を生み出す。これが日本人の考え方の特徴なのだ。 少しだけ話がズレるが、フランスに住んでた時も、中国にいた時も、日本人が「若さ」を正義とする考え方を不思議がられた。フランス人女性に「若いですね」は禁句でそれは「子供っぽいね」という意味になる。中国人にも同じことを言われた。中国語の「可愛(クーアイ)」は幼児に対して使う言葉で大人には使わない。言いたい時は、今はkawaiiと日本語そのまんまで使う。アニメの影響でこれは通じる。 さらに日本は海外のものを日本の中に取り込んで馴染ませ発展させるのは得意だ。しかし外に拡大して出ていくのは下手だという。日本人は広い世界に出ると、どう振る舞ったら良いかわからなくなり、神経質になっておどおどする。同じアジア人でも中国人やタイ人は落ち着いて洗練されて見えるという。わかる気がする。日本人は空気を読もうとするし、その場に適した人であろうと周囲の目を気にするから、返って困ってしまうのだ。欧米人や他のアジア人が外に向かおうとするのに対して日本人は内に向かおうとする。奇しくも日本の高校野球を甲子園に観に行ったペドロ・マルティネスがメジャーリーグのYouTubeで、我々の外に向かう野球と内側に何かを作ろうとする日本の野球が全く違うことに気づいたと語っていた。ドミニカ生まれの自分が今までやってきた野球は貧困から飛び出し、契約を勝ち取り、優勝を勝ち取り、世界一になるための外に向かう野球だった。しかし日本の高校野球は自分を律して負けても相手や審判に挨拶しグランドを整地する、人間を育てるための野球だ、と。まさに同じようなことを言っていた。 そして、それがそのまま日本の得手不得手になる。日本の帝国主義は戦争で拡大しようとして失敗した。しかしこの本が書かれた1982年当時、日本は経済大国で世界でブイブイ言わしていました。そこで、著者は将来を見据えてまとめる。 日本人の『ウチ』だけという意識が世界に拡がっても、商品だけではダメなのだ。それは以前日本人が『軍事大国』の刀によってしようとしたことを「経済大国」の商品に変えたに過ぎない。本当の意味で日本のファンにはなってくれない。本当に世界に認められるためには、万人に共感を与えられるものでなければならない、それが真の文化が持つ力だと言う。 これは当時の日本に対しての警句だ。経済的に成功しても長続きしないよ、本当に愛され理解されるには共感される文化が必要なのだ、と。 そして、これが書かれてから45年が経ち、それって漫画やアニメのことだったか、と思う。答え合わせできた気がする。半世紀近く経ってそれらしい答えがあったのは有り難いことだ。
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【書名と著者】 「縮み」志向の日本人 (講談社学術文庫) 李御寧 【目的】 表現者クライテリオンで紹介されていて、興味を持った。 たしかに、縮み志向はある気がする。では、縮み志向とは何なのか、はどこから来て、どこへ向かうのか。 いち日本人として民族の志向を知りたくなった。 【...
【書名と著者】 「縮み」志向の日本人 (講談社学術文庫) 李御寧 【目的】 表現者クライテリオンで紹介されていて、興味を持った。 たしかに、縮み志向はある気がする。では、縮み志向とは何なのか、はどこから来て、どこへ向かうのか。 いち日本人として民族の志向を知りたくなった。 【読後感】 一言で表すと、恨と嫉みにデマをトッピングした日本人論だった。一方、縮み志向は言われてみれば妙なる概念と思う。 ところどころ不愉快な他国比較で日本人を批判的に貶める記述は端的に不愉快。 一方で基本的に漢字は書けない国民が多く、国としての歴史は短く、朝鮮王朝は独立するまで中華の属国。著者の何らかのコンプレックスが文書の端々に余計な一言を刻み込ませたのかと想像した。 何なら著者が日本の旧帝大卒なのも、謎のコンプレックスに拍車をかけているかもしれない。 1984年の出版業界なら成り立ったのかもしれない。今ならば読者の検証に耐えらない主張ありきの論説、読みにくく論理的ではない文章はまず出版されないし、読まれたら炎上必至の一冊と思う。 本書は好きになれないが、縮み志向という概念の発見において、功績ある日本人論と思う。 【印象に残ったポイント】 ・当時の韓国人の歴史認識 朝鮮独立後のお生まれだが、小中華意識からくるであろう日本に対する謎の優越感がある。 ・インターネットのすごさ こじつけ出鱈目が散見される。たぶん当時の日本において本は事実を元に書かれているという認識があったのかもしれない。一方で今は事実をインターネットで公的情報にあたり、捲ることができる。今や当たり前になった技術だが恩恵は大きい。 ・インテリ(を称したい人)の文章 冗長、引用がお好き。わたしの自説を披露してさしあげよう!みたいな印象を受ける。 ・拡大に弱い論 太平洋戦争は拡大だった等、戦後のデマはさておいても、拡大するな縮め!との結論は面白い。 もしかして、アンチ資本主義な考えもお持ちの方なのかなと想像する。
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日本人論。小さなものや緻密なものを美と捉える日本人の意識や日本文化を論じた本 講談社学術文庫 李御寧 「縮み志向の日本人」 「引き寄せる」「詰める」 ゴミをゆるさない日本人 寄合文化 「なるほど」文化 など 興味深い日本文化論だった 太平洋戦争で負けたのは「縮み志...
日本人論。小さなものや緻密なものを美と捉える日本人の意識や日本文化を論じた本 講談社学術文庫 李御寧 「縮み志向の日本人」 「引き寄せる」「詰める」 ゴミをゆるさない日本人 寄合文化 「なるほど」文化 など 興味深い日本文化論だった 太平洋戦争で負けたのは「縮み志向」が成功し、行き過ぎた 自信が「拡がり志向」になったからとのことだが、「縮み志向」に連続性がないという見方は 他の論考と矛盾するように感じた 縮み志向とは *すでに「作られたもの」でなく「作っていく」動的想像力 *「招く」「引き寄せる」という下位概念が含まれている 「詰める」とは *狭い空間により多くのものをコンパクトにして、量を質に変えること *日本人の技術と力は「詰める」ところに出てくる *一億をまるで一人のように縮め、詰めて、枠に入れる全体主義的考え 商人は自分の腕と信用を「のれんにかけて」働く〜のれんは軍旗のように大事に守る ゴミを許さない日本人 日本人はムダなものと共生できない体質なので〜それらを見ると切り捨てる 寄合文化 *「寄せ」は他の言葉と組み合わさって日本の「縮み文化」の様々な現象をあらわすキーワード *西洋人が不安げな眼差しで日本人を眺めたのは、磁石のようにくっついた日本の団結力 *座は運命共同体なつながりの場 *日本の近代産業を築き上げたのは、五、六人の従業員しかないピグミーファクトリーズ 日本人の磁石のようにくっついた団結力〜黄禍論は、中国の人口と日本の団結に対する西洋人の恐怖の現れ なるほど文化 未知のものに挑戦するのでなく、すでにあるものを新たに確認し〜可能な範囲内でその限度までつとめること
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