人は「感情」から老化する 前頭葉の若さを保つ習慣術 祥伝社新書

和田秀樹【著】

• 販売会社／発売会社: 祥伝社/祥伝社
• 発売年月日: 2006/10/26
• JAN: 9784396110529

商品レビュー

2024/12/01

脳の老化を最小化するためには何をすればいいのかを説明した方です。

数学者の岡潔氏や解剖学者の養老孟司氏が前頭葉を発達させる大切さを繰り返し述べていたため、その方法について関心を持ちました。どちらかと言うと、子供の前頭葉発達にはどのような活動が有効なのかと言うところに興味があったのですが、あまりピンポイントで書いてそうな本がなかったため、何か参考になるところがあればと思い、本書を読みました。結果として、子供の教育と言う面では、あまり参考になりませんでしたが、今後自分自身が何を気をつけるべきかと言う点で非常に学びになりました。

まず、老化が最も先に進むのは、前頭葉というとことが非常に勉強になりましたし、前頭葉を収縮させないためには、活動的になり、常に新しい刺激を脳に供給することが大切だとわかりました。食生活についての記述がもっとあれば良かったのですが、トリプトファンという栄養素が重要であることを知れたのも有益でした。

当たり前のことかもしれませんが、何歳になってもコンフォートゾーンから抜け出して新しい領域に挑むことの大切さを改めて認識する良い機会になりました。

2024/01/28

最初に、「感情老化」度で感情年齢は「32歳」でした。

『「億劫になる」というと・・・』という形容詞がついてまとまる本書である。5章構成。

「感情の老化」には引きを超す三大原因があるという。「２章」の「四〇代以降の、EQが低下していく理由」については見解が述べられて楽しく読めた。

脳の働きについて今後の「不安」を持つ人・・・1章、5章
いい人生をおくりたい人・・・２章、5章
暴走感情をどう対処したらいいのか・・・・３章

しつこい視点で何度も繰り返して説明をしているところがあり、思わず笑ってしまいますが
最後まで、楽しく刺激的に読めました。

2023/04/06

当方30代で既に趣味がなく、あまり欲（美味しいもの食べたい！とか、旅行に行きたい！とか）も無いので読んでみました。
怒りの感情がコントロールできない等はないけど、なまじ人生経験があるだけに物事に真新しさがなく、刺激が少ない。わかったつもりになってしまうというのは感じたので、本を読んだら感想をかくのは続けようと思います。