商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2006/05/01 |
JAN | 9784101179421 |
- 書籍
- 文庫
さよなら、スナフキン
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さよなら、スナフキン
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商品レビュー
3.3
31件のお客様レビュー
スナフキンかぁ、なるほどねぇ。 そこまで「ムーミン」を読み込んでない者としては、いまいちピンと来ない印象ではあるのだけれど、大学をドロップアウトして出版プロダクションでバイトするちょっと面倒くさい感じの女の子を主人公に、なんとも切なくて、いろいろと身につまされるような物語。 でも...
スナフキンかぁ、なるほどねぇ。 そこまで「ムーミン」を読み込んでない者としては、いまいちピンと来ない印象ではあるのだけれど、大学をドロップアウトして出版プロダクションでバイトするちょっと面倒くさい感じの女の子を主人公に、なんとも切なくて、いろいろと身につまされるような物語。 でもそれでいて、読んでいてあまり辛くならない空気感のようなものを感じるのは作者である山崎マキコさんの筆力のなせる技なのか。 主人公の大瀬崎は、自分が何処かしら間違っている、ズレているということをうすうす自覚しつつも、ひたすら流されるようにフラフラと無自覚に厄介な方、厄介な方へと翻弄されていく。 その行動原理には一定の主張とか信念のようなものも感じられなくも無いのだけれど、ある視点から眺めれば単なる偏狭さと頑固さ、と言えなくも無い。まあ、とにかくたいそう面倒くさい人間なわけだ。 その面倒くさい大瀬崎さんが、不思議と憎めないキャラというところがこの小説のもつ力かななぁ、と。
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いきなり話が飛んだりするのは主人公のマイナス思考を表すために敢えてそう書いているのか、著者自身の書き方なのか。
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山崎マキコさんの「さよなら、スナフキン」、2006.5(文庫)発行です。先日、「恋愛音痴」という2003.10発行のエッセイを読んでいましたら、主役の大瀬崎亜紀が著者ご本人であることがよくわかりましたw。純情で不器用な女性の物語です。
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