商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社/光文社 |
| 発売年月日 | 2006/07/20 |
| JAN | 9784334761714 |
- 書籍
- 文庫
緋色の研究
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緋色の研究
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商品レビュー
3.8
78件のお客様レビュー
これは読んだことなかった。ホームズは子供の頃に探偵小説入門みたいな感じで読んだし、大人になってからドラマの復刻版とかでも楽しんだ。宝塚のドイルを描いた作品に、「緋色の研究」はドイルが作家として売れる前に出て、出版社に安く買い叩かれたみたいな表現があり、ホームズ最初の作品で人気が出...
これは読んだことなかった。ホームズは子供の頃に探偵小説入門みたいな感じで読んだし、大人になってからドラマの復刻版とかでも楽しんだ。宝塚のドイルを描いた作品に、「緋色の研究」はドイルが作家として売れる前に出て、出版社に安く買い叩かれたみたいな表現があり、ホームズ最初の作品で人気が出なかったなんて、なんでだろーと読んでみた。 面白いよ?ふつーに。ホームズもワトソンもわたしたちが知ってる通りのひと。たしかにミステリとしては中間部の動機経緯が、急に視点が変わって長く続くので、探偵小説の様式としては、あれっと思うかもね。でも、物語としてはキャラクターが生き生きして面白いし、スリル満点。担当した編集者の力量によるものなのか?最後の赤川次郎が寄せたコメントがまた良いんです。この出版社は、良いね!
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世の中にはシャーロキアンなる集団が存在する。彼らはコナン・ドイルが遺した公式作品全60編を“正典”と称し、徹底的に読み込んで分析し、ドイルが意図したことを議論したり、作中の論理的矛盾を検証したりする熱狂的なファンである。さらには空想を交えた研究を論文報告までしてしまう、ちょっとや...
世の中にはシャーロキアンなる集団が存在する。彼らはコナン・ドイルが遺した公式作品全60編を“正典”と称し、徹底的に読み込んで分析し、ドイルが意図したことを議論したり、作中の論理的矛盾を検証したりする熱狂的なファンである。さらには空想を交えた研究を論文報告までしてしまう、ちょっとやり過ぎな集団だ。代表的な研究として『年代学』や『ホームズの収益報告』などがある。 名探偵数多くあれど、世界各地にこれほどの信者を従えているのはホームズくらいだろう。 でも、考えてみると彼らの行動は現代のオタクたちが行っている推し活や聖地巡礼などとさして変わらんことに気づく。100年以上という時が過ぎ、どれほど文明が発展しても人間の本質は変わらんのだなと感慨深く思われる。 ホームズの物語は、そのほとんどが短編で構成されているが全60編のうち長編が4編だけ存在する。本作品は、その長編のひとつであり、記念すべきホームズ最初の作品でもある。ホームズ長編には独特な特徴があり、事件・捜査のホームズが活躍するパートと、犯行の動機や経緯を語る主に犯人や被害者に視点を置いたパートの二部構成になっているものが多い。なので長編といってホームズが事件を解き明かすのに苦慮するということはなく、短編同様いともあっさりと真相を見抜いてしまう。ただ短編に比べ人物描写が深く、ホームズの推理過程もじっくり描かれていて読み応えがある。そして事件の背景を語るもう一つのパートは、たっぷり半分くらいのページ数を使って描かれている。当然ホームズたちは一切登場しないため、厳しめの評価をもつ読者も少なくはないが、当時の歴史的背景や社会的問題をテーマに組み込んでおり、ひとつの物語として読むとなかなか面白い。 さて、本作品だがホームズとワトスンの出会い、そして世界の人々を虜にしたゴールデンコンビ結成が描かれている。さらに数々の事件を解決に導いた2人の下宿先かつ事務所になっていたあの有名な“ベイカー街221B”での共同生活の始まりも記されており、ホームズに興味をもった方には是非とも読んでもらいたい作品。
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初めてのシャーロックホームズ ホームズをとにかくべた褒めするワトソンが素直で良い助手だなと思った。現代の推理に用いられる鑑定技術などがないなかでこれほど面白く描写されていてすごいと感じた。 「自分の仕事に役立つ知識のほかは、いっさい入れない」p28 ホームズが仕事人である描写...
初めてのシャーロックホームズ ホームズをとにかくべた褒めするワトソンが素直で良い助手だなと思った。現代の推理に用いられる鑑定技術などがないなかでこれほど面白く描写されていてすごいと感じた。 「自分の仕事に役立つ知識のほかは、いっさい入れない」p28 ホームズが仕事人である描写だと感じた。 気が向いたら別の作品も読みたいと思わせてくれる作品。
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