商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社/青土社 |
発売年月日 | 2006/06/10 |
JAN | 9784791762767 |
- 書籍
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食のクオリア
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食のクオリア
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
茂木健一郎 著「食のクオリア」、2006.6発行です。食に関する、料理本でもグルメ本でもない「おいしさ」についての24のエッセイです。クオリアというのは「質感」という意味だそうですが、タイトルになるほど内容になってたかどうかは疑問です。「最後の晩餐」と「日常に隠れた(毎食の)有難...
茂木健一郎 著「食のクオリア」、2006.6発行です。食に関する、料理本でもグルメ本でもない「おいしさ」についての24のエッセイです。クオリアというのは「質感」という意味だそうですが、タイトルになるほど内容になってたかどうかは疑問です。「最後の晩餐」と「日常に隠れた(毎食の)有難さ」の対比はよくわかりました。自然の中で食べた遠足のおにぎりの味は格別ですし、学校給食は懐かしい味ですね。
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一緒に食べるとどうして美味しい? 美味しいってどういうこと? 盛りつけを綺麗にすることがコミュニケーションだというのは、目からウロコ。納得です。 食事をするとき、美味しいと思うのには、ちゃんと理由がある。 なんとなーく思っていることを スッキリ分析してくれます。 毎日、な...
一緒に食べるとどうして美味しい? 美味しいってどういうこと? 盛りつけを綺麗にすることがコミュニケーションだというのは、目からウロコ。納得です。 食事をするとき、美味しいと思うのには、ちゃんと理由がある。 なんとなーく思っていることを スッキリ分析してくれます。 毎日、なんとなく気にもせず食べていたとしても それにもちゃんと理由、意味、原因があるんです。 すごい。 無意識に安全基地で食べてるはずなのに 急に今日からギクシャクして朝ごはん食べてしまいそうだ。
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クオリアの縦横無尽の展開に、いろいろな部分が刺激されている。 東京に行ったときに、こんな話を聞いた 『給食代を払っているのに、 子供たちにいただきますを言わせないでほしい。』 という父兄の話があったという。 『いただきます』は、日本の固有の言葉のような気がする。 中国では、...
クオリアの縦横無尽の展開に、いろいろな部分が刺激されている。 東京に行ったときに、こんな話を聞いた 『給食代を払っているのに、 子供たちにいただきますを言わせないでほしい。』 という父兄の話があったという。 『いただきます』は、日本の固有の言葉のような気がする。 中国では、一切そのような言葉は存在しないようだ。 『いただきます』は、 両親への感謝、給食を作ってくれた人への感謝、 その食材を作ってくれた農家への感謝 と、教えられていた。 東京で話をした人の娘さんは、 いただきますという言葉のもうひとつの意味を知ったという。 『生きているものの生命を奪い、そして、その生命をいただく。 生命の上に、生命が重ねられる。 それが、いただきますということなんだ』 といって顔を輝かせたという。 食べるという行為は、生命を奪い取り、生命を続けることになる。 ニンゲンは、食べるという行為をニンゲンとして生まれてから、 延々と続けている。 食は、常に新しいものを開発し、食べてきた 延々とづづく人類の歴史が 食の文化を作り上げている。 火を用いて料理することによってより食の幅を広げた。 調味料の開発によって、より多様な食味を形成した。 そういうニンゲンの試行錯誤のうえに、今の食文化がある。 ある意味では、そういったニンゲンの食の歴史と文化にも 感謝することが『いただきます』といえることかもしれない。 食のクオリアは、もっとも深いところに存在しているのかもしれない。
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