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わたしを離さないで
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房/早川書房 |
| 発売年月日 | 2006/04/30 |
| JAN | 9784152087195 |
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わたしを離さないで
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商品レビュー
4.1
405件のお客様レビュー
世界人類全体が日本人の平均的な生活をすると、地球2.8個分の資源が必要という話があるが、それを書いているのかなと思った。 どんなに文化的な生活をしようと、芸術を生み出そうと、愛を学ぼうともこの世界のシステムは残酷で死ぬべき人間はタイミングも選べずに死ぬしかない。顔も知らない誰かに...
世界人類全体が日本人の平均的な生活をすると、地球2.8個分の資源が必要という話があるが、それを書いているのかなと思った。 どんなに文化的な生活をしようと、芸術を生み出そうと、愛を学ぼうともこの世界のシステムは残酷で死ぬべき人間はタイミングも選べずに死ぬしかない。顔も知らない誰かに搾取されているが、それを知ることは永遠にない。 せいぜいトミーのように暴れるしかない。しかし、それで何が変わる? キャシーとトミーの最終的な溝は労働の有無なのかなと思った。労働を出来ない人が労働を自分のために頑張っている人と一緒にいるのはつらすぎる。 「クララとお日さま」や「わたしたちが孤児だったころ」でもあったけど、読者が絶対に間違っていると指摘したいことを信じ続ける主人公の構図がよく出てくる。 たぶん、これこそがカズオイシグロが肯定したい人間像なのだろうかと考えている。
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展示会が意図する内容が明らかになった時、とても納得することができた。 なぜマダムが子どもたちを恐れるのかあまり理解できなかったが、最後まで読むと彼女とすこし同じような目線で主人公たちを見ている自分がいることに気づいた。
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母親の勧めで読んだ。 信頼できない語り手の代表として有名らしく、どんなどんでん返しがあるのかと思っていたが、世代的に『約束のネバーランド』を通っていたからか、若干の既視感がありながら読んでいた。 もちろん今作が元ネタであるのは自明だが、比較すると面白いなーって思うところが多かった...
母親の勧めで読んだ。 信頼できない語り手の代表として有名らしく、どんなどんでん返しがあるのかと思っていたが、世代的に『約束のネバーランド』を通っていたからか、若干の既視感がありながら読んでいた。 もちろん今作が元ネタであるのは自明だが、比較すると面白いなーって思うところが多かった! どちらも大いなる責務を背負った子供たちが寄宿学校で育っていくSFには変わりないが、自らの運命を受け入れるか、抗うかで大きく違うように思える。 約束のネバーランドでは、主人公たちは自らの命をより大きな存在に差し出すことを受け入れられず、学校からの脱出を画策するが、今作の生徒たちはどこか当たり前のように受け入れている。もちろん、学校の教育方法の違いなどはあるだろうが、ヘールシャムの子供たちが自らの人生の奥行に、幼い頃から見切りをつけているのは残酷だなあと思った。 一方で主人公たち3人は、甘受しつつも絵を書いて見たり、マダムの家を探してみたり、真実の愛を考えてみたり小さな抵抗を続ける。なんならストーリー全体を通して、主人公が人生を振り返りながら自らの生きる意味や真実の愛を考え、少しでも希望を手繰り寄せようとしているような気すらする。 でも、そんな努力も虚しく最終的には全て虚空に終わる。主人公の振り返ってきた人生や、感性は単なる社会運動の小さな結果に過ぎず、世界は残酷にも全くやさしくない。最後のトミーのところで泣きそうになった߹ㅁ߹) 風の強い嵐のなかで、必死に咲こうとした花が、最後は根っこごと飛ばされてしまったようなお話だったなあ
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