商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2006/04/01 |
JAN | 9784101133317 |
- 書籍
- 文庫
対談集「気骨」について
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対談集「気骨」について
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商品レビュー
3.9
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城山三郎は、伊藤肇に『絶対に形の崩れない男』と言わしめた。 大学生の孫は、「私にとって、祖父は理想の男性である。硬派で、正義感が強く、愛情豊かで優しい。いつまでも少年の心を持ち続けていて、いたずら好きなところも祖父の数ある魅力の一つ」と語った。
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17年ぶりの再読。 戦争から政治、経済、日常生活まで城山三郎が8人と交わした対談集。 対談のなかで『大義の末』や『指揮官たちの特攻』、『気張る男』『賢人たちの世』『「男の生き方」40選』『人生の流儀』等々、城山氏の著作が話題になる。既読の書についても、再読の機会があったらと、読書...
17年ぶりの再読。 戦争から政治、経済、日常生活まで城山三郎が8人と交わした対談集。 対談のなかで『大義の末』や『指揮官たちの特攻』、『気張る男』『賢人たちの世』『「男の生き方」40選』『人生の流儀』等々、城山氏の著作が話題になる。既読の書についても、再読の機会があったらと、読書欲を覚える。 吉村氏との対談で、「今の時代、読書をしなくなったでしょう。僕は読書というのはとてもいいものだと思うんですね。読書の習慣がなくなると考える力がなくなる。それとものを考えるのは、一人で歩いているときや電車のなかでしょう。ところが今、絶えず携帯かけてるでしょ、歩いていようが、電車の中だろうが。つまり、考えるという時間を失っているんですよね。あれで大丈夫かなという心配をしてるんです」と、語っている。 同意する読書子も多いだろう。
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気骨とは どういう意味なのか 考えながら読んだ 対談から想像するに、気骨とは「自分の流儀に沿って生きる」といった感じだろうか。戦時の全体主義の中で 生きた城山三郎氏が 戦後の個人主義を受け入れるために 気骨という勇ましい言葉を使ったのでは ないだろうか 横並び的な生き方の反対...
気骨とは どういう意味なのか 考えながら読んだ 対談から想像するに、気骨とは「自分の流儀に沿って生きる」といった感じだろうか。戦時の全体主義の中で 生きた城山三郎氏が 戦後の個人主義を受け入れるために 気骨という勇ましい言葉を使ったのでは ないだろうか 横並び的な生き方の反対概念(=縦に生きること)らしい。山崎正和氏の「柔らかい個人主義」と似た概念にも感じた たしかに 城山三郎氏の戦争文学、吉村昭氏の記録文学、徳田虎雄氏の政治的野心、加島祥造氏の老子的生き方には 気骨を感じる
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