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人生のほんとう
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人生のほんとう

池田晶子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 トランスビュー/トランスビュー
発売年月日 2006/06/05
JAN 9784901510400

人生のほんとう

¥1,320

商品レビュー

4

25件のお客様レビュー

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2024/04/12

「常識」「社会」「年齢」「宗教」「魂」「存在」をテーマにした哲学者、池田晶子の講義録。読みながら立ち止まり、正しく考えれば惑わされないという著者の言葉を後押しに自分の思考の視点を変えてみる。

Posted by ブクログ

2021/10/29

これまで著者の本を読んできたが、今回新しいことが載っていたわけではなく凡そどこかで一度書かれた内容が含まれていた。改めて内容を把握。 その中でもユングの思想が出てきたのは新鮮で、図解して魂を説明するのはどこか腑に落ちた感がする。 257冊目読了。

Posted by ブクログ

2020/12/13

哲学エッセイの池田晶子先生が「人生」のアレコレについて講じた内容のまとめ。 人生といっても、さすがは哲学者。我々俗人が考える いあゆる人生観を言うわけではありません。 主眼となるのは「存在とはなにか」ということです。 ある個人の人生 包み込むもっと大きな領域を観るわけですね。...

哲学エッセイの池田晶子先生が「人生」のアレコレについて講じた内容のまとめ。 人生といっても、さすがは哲学者。我々俗人が考える いあゆる人生観を言うわけではありません。 主眼となるのは「存在とはなにか」ということです。 ある個人の人生 包み込むもっと大きな領域を観るわけですね。 その存在。これはなんだ?なんだ?と探っていくと必ず  答えられない。わからない。 領域に行き着きます。そうなると、普段生きているこの生活が途端に不思議なものに見えるし、なんでもいいものに見えてくる。 生の対極に死があるように見えるが、実は違う。 無とは無であるが故に、在ることはできない。 つまり「在る」だけがある。 この在るは個人の意志や人類の力で出来たわけではない。(親が生んだと言え、それは肉体であり魂はどうなのであろう?) つまり我々は何でいるのかもわからないところに、なぜか生かされている。しかもいつ勝手に終わるかわからない。そんな不思議な個の集団がこの世界であるという事。 こういう哲学的主題を考えていくと仏教の禅宗と近いところに行き着くようです。面白いですね。 いいなと思った考え ・考えるとは自覚する事 ・あれこれ思い悩むより、たかが人生と覚悟を決める ・人生の幸福とは外側に求めるものでは決してない。人生を謎そのものとして捉える事 ・私を私と思っている「コレ」は実は誰でもない。非人称の意識であることに気づく。つまりno body 。 ・肉体が衰える、肉体を失う事の恐怖とはすなわち快楽を失う恐怖である。 ・老いはまだ経験したことが無い。そういう経験したことのない事は、本当はすごく魅力的な事なんじゃないか。 ・人間として生まれた限り、やはり内省する習慣を持つべきでしょう。でないと、せっかくの晩年のごちそうを取り逃がすことになる。 ・一神教はむりやり信じる。絶対がないのに絶対を強いる。だから盲信的になり、排他的になる。 ・自分が生きている、それ自体がすでに自分の意志ではない。 ・昔は自分とは自然である、そしてたまたま自分という現象としてここに起こっているという、そういう素直な捉え方をしていたのではないか ・年を取ることを拒否することは人生を拒否する事と同じ ・いくら社会がおかしくなろうが関係ない。そんな社会はどうでもよい。ただ、私は私がしたい事だけをする。つまり魂つぃて善い事だけをする。 ・先々何々が欲しいという欲望を持つこと自体で、人は現存に存在しなくなるから満たされることができなくなる。幸福は現在においてのみ満たされることでしかない。

Posted by ブクログ

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