商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | みすず書房/みすず書房 |
発売年月日 | 2006/07/10 |
JAN | 9784622072294 |
- 書籍
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詩集 人はかつて樹だった
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詩集 人はかつて樹だった
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商品レビュー
4.8
8件のお客様レビュー
フェリシモの復刻版を購入しました。 TVや雑踏の騒がしい中にいても、長田弘さんの本を読んでいると、私は静寂シールドに包まれます。 いったいどういうカラクリで 文字を読むだけでこんな不思議な感覚になれるのか。 特にこれは詩集なので ことばが少ない分 世界感に集中するし 集中...
フェリシモの復刻版を購入しました。 TVや雑踏の騒がしい中にいても、長田弘さんの本を読んでいると、私は静寂シールドに包まれます。 いったいどういうカラクリで 文字を読むだけでこんな不思議な感覚になれるのか。 特にこれは詩集なので ことばが少ない分 世界感に集中するし 集中すればするほど静寂シールドが大きく膨らみます。 このゴージャス感がもったいなくてチビチビ読んでいましたが読み終わっちゃった…。 また無人島に行くなら、この本を持って行こうと思います。
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表紙の絵は「孤独な木(朝陽のあたる村)」というドイツの画家カスパー・ダーヴィト・フリードリヒという方の描いた絵。 この表紙の絵と、図書館の窓辺に座って見上げる木とをそれぞれ見ながら読んだ時のに感じる静かな時の流れがたいそう心地良かった。 ==== 今年も、緑が濃くなった。 見上...
表紙の絵は「孤独な木(朝陽のあたる村)」というドイツの画家カスパー・ダーヴィト・フリードリヒという方の描いた絵。 この表紙の絵と、図書館の窓辺に座って見上げる木とをそれぞれ見ながら読んだ時のに感じる静かな時の流れがたいそう心地良かった。 ==== 今年も、緑が濃くなった。 見上げると、 碧い空を背景に、 高い木々の枝々が、 そびえる緑の塔のようだ。 風が不意に舞いこんで、 無数の葉の影が降ってきた。 (緑の子ども、p.54)
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長田さんの詩は、とても静か。 読んでいると、ただその背中を追いかけて、深い森の中を歩いているような気がしてくる。 そこには言葉は交わされない。 それなのに私の中身はどんどん膨らんでいく。 そういう豊かな時間を与えてくれる詩集だった。
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