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幕臣たちと技術立国 江川英龍・中島三郎助・榎本武揚が追った夢 集英社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社/集英社 |
発売年月日 | 2006/05/16 |
JAN | 9784087203424 |
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幕臣たちと技術立国
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幕臣たちと技術立国
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商品レビュー
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2006年刊行。幕末期、幕府にて近代技術立国の礎ともいうべき存在となった3人の幕臣の道程を作家たる著者が描き出す人物評伝。それは、江川英龍、中島三郎助、榎本武揚。程度の差はあれ語学に通じ、海外事情に関心が高い共通点が挙げられようか。著者の関心が、幕末期は近代的な意義持つ点にあるようだが、江戸・明治の連続性を含め新しい問題意識ではなさげ。むしろ水野忠邦と阿部正弘の再検証が重要のよう。勿論、蛮社の獄を主導した鳥居燿蔵などの保守派(旧来の上下関係の維持、既得権重視)の存在が、幕府の限界だったことも本書で明快に。 江戸幕末の技術面での近代的な実像の部分はともかく、幕府官吏が大挙して明治政府や実業家として継承された事実は、本書からは伺えない以上、江戸幕末と明治との連続性という意味では舌足らずの感は残る。なお、蛮社の獄の経緯と帰結、水野忠邦の外交的識見はもう少し深めたい。
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本書は、「江川英龍・中島三郎助・榎本武揚」という3人の幕臣をテクノクラートという側面から取り上げたものである。 本書を読むと、幕末の徳川幕府とその幕臣達が全て無能だったというわけではなく、未来を見据えて奮闘した優秀な幕臣がいたことがよくわかる。 本書は、幕府が「開国」を主導...
本書は、「江川英龍・中島三郎助・榎本武揚」という3人の幕臣をテクノクラートという側面から取り上げたものである。 本書を読むと、幕末の徳川幕府とその幕臣達が全て無能だったというわけではなく、未来を見据えて奮闘した優秀な幕臣がいたことがよくわかる。 本書は、幕府が「開国」を主導し、それに反対した反幕府勢力が権力を奪取後に「開国」へと邁進した幕末という分かりにくい時代を、立体的に読み取れる興味深い本であると思った。 そして、読んで面白いのだ。 しかし、著者は歴史家ではなくノンフィクション作家である。文章の上手さによる読みやすさもあるが、内容に小説のような「面白さ」へのバイアスがかかっていないだろうか。 本書の「あとがき」には本書は「歴史読み物」だとあるが、読後にもっとこの3人を知りたくなるような、ほとんど「研究書」に近い優れた「歴史読み物」であると思った。
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小説なのか史実をまとめたものなのか、ジャンル訳が微妙。この3人は「技術屋」であり、政治家ではない。だからこそ、「開国」を普通に考えていたあたりが非常に興味深い。
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