商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 柏書房/柏書房 |
発売年月日 | 2006/04/25 |
JAN | 9784760129034 |
- 書籍
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孤独なボウリング
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孤独なボウリング
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商品レビュー
4.1
11件のお客様レビュー
手に取るのは約10年ぶり。以前より強く自覚したのは、「社会関係資本(SC)」という概念立てが自分には刺さってないということ。 これは仮想敵が立っていないと言い換えてもよい。経済的資本や階級意識などの要素が脱色されていて、どうも心が動かない。 ただ、SCの課題である、①利...
手に取るのは約10年ぶり。以前より強く自覚したのは、「社会関係資本(SC)」という概念立てが自分には刺さってないということ。 これは仮想敵が立っていないと言い換えてもよい。経済的資本や階級意識などの要素が脱色されていて、どうも心が動かない。 ただ、SCの課題である、①利益団体化、②経済社会的地位の増幅器に留まりかねないこと、③団体創立者はバイタリティが強く極端化し得ること、④凝集性と排除が表裏一体化する場合があること などは、脱色されている要素と多少関連しているように思う。 SCの衰退理由として、「時代性の違い」を切り札的に登場させていたのは面白かった。歴史の縦軸で見れば、全体的には豊かになったということなんでしょう。 だからこそ「では何をするのか?」ということになるのだろうが、人と一緒に何かをするのが楽しいという感覚が自分にはあんまりない。なので「困ったなぁ」というのが、正直な今の気持ち。
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大学院の授業聴講で、ところどころ少々飛ばしながらも読了。 緻密なデータで、アメリカにおける社会関係資本の衰退を示す。仮説→データ検証の繰り返し。 オンライン上の繋がりや子どもの資本については、粗野な部分も多いが、90年代社会学バックラッシュが起こっている今、「社会関係資本」のバイ...
大学院の授業聴講で、ところどころ少々飛ばしながらも読了。 緻密なデータで、アメリカにおける社会関係資本の衰退を示す。仮説→データ検証の繰り返し。 オンライン上の繋がりや子どもの資本については、粗野な部分も多いが、90年代社会学バックラッシュが起こっている今、「社会関係資本」のバイブルともいわれる本著を読む意義を感じる。 ハンナ・アレントは、死んだ後に残るのは「文字」だと言ったが、同じくらい、もしくはそれ以上に大事なのは「人とのつながり」だと最近思う。 「資本」としてそれを捉えることに、躊躇がないわけではないが、そういう側面が大きいことは確かだと感じる。
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米国だけの現状を調査から描いたものである。教育と子どもでも、高額でエリートのみしか行くことが出来ないという米国の大学の教育についてはひところも書いていない。 恐ろしいほどの自国だけの調査である。ピケティの21世紀の資本論が少なくとも世界多くの国を扱おうとしていたのに対してこの本...
米国だけの現状を調査から描いたものである。教育と子どもでも、高額でエリートのみしか行くことが出来ないという米国の大学の教育についてはひところも書いていない。 恐ろしいほどの自国だけの調査である。ピケティの21世紀の資本論が少なくとも世界多くの国を扱おうとしていたのに対してこの本の米国主義の限定が残念であり、学生には米国について知ることが必要なものにしか推薦できないのが残念である。
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