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荒ぶる血 文春文庫
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荒ぶる血 文春文庫

ジェイムズ・カルロスブレイク【著】, 加賀山卓朗【訳】

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荒ぶる血 文春文庫

838

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/文藝春秋
発売年月日 2006/04/10
JAN 9784167705206

荒ぶる血

¥838

商品レビュー

4

8件のお客様レビュー

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2023/03/11

タイトルに偽りなく、荒ぶっとるわ! なんだろうね、このメキシコの荒ぶりよう。ちと前に岩波少年文庫でメキシコ革命の本を読んだときは、革命側の高潔さをアピールされたわけだけど、この本の中じゃやっぱそんな甘くない。そりゃそうだわな。その後の革命後から今に至っては麻薬マフィアやら、だいた...

タイトルに偽りなく、荒ぶっとるわ! なんだろうね、このメキシコの荒ぶりよう。ちと前に岩波少年文庫でメキシコ革命の本を読んだときは、革命側の高潔さをアピールされたわけだけど、この本の中じゃやっぱそんな甘くない。そりゃそうだわな。その後の革命後から今に至っては麻薬マフィアやら、だいたいにおいて大変そうなメキシコゆえに、この荒ぶりも分かるわけですよ。まぁ実際知らんけど。 そしてカワユイお姉ちゃんを巡って大戦争になったり、その他、概ね女の子を追っかけてばかりで、やっぱラテンはこうでなくちゃね! ってまぁ知らんけど。 てなわけで少々血みどろだけど、愉快爽快、ランボーみたいで楽しめますよ。

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2014/05/05

「無頼の掟」の興奮冷めやらぬまま、一気に読了。 この作品も凄い。 だが、前作とはかなりタッチを変えている。 冒頭から怒涛のクライマックスへと、筆の赴くままに書き進んだかのような疾走感溢れる「無頼の掟」に比べ、より丁寧な人物描写と練り込んだ構成が印象に残った。 嗚呼、早く次の作...

「無頼の掟」の興奮冷めやらぬまま、一気に読了。 この作品も凄い。 だが、前作とはかなりタッチを変えている。 冒頭から怒涛のクライマックスへと、筆の赴くままに書き進んだかのような疾走感溢れる「無頼の掟」に比べ、より丁寧な人物描写と練り込んだ構成が印象に残った。 嗚呼、早く次の作品が読みたいが、現在のところ翻訳されているのは3作のみ。もったいなさすぎる。

Posted by ブクログ

2011/07/03

ノワール(暗黒小説)が男心をくすぐるのは、苛酷な状況で厳しい選択を迫られるためだろう。死がありふれた光景において生(せい)はギラギラと輝く。のるかそるかの勝負に身を置いて、初めて生の証をつかむことができるのだ。イベントのような死は緊張感を欠いている。マラソンランナーがゴールを切る...

ノワール(暗黒小説)が男心をくすぐるのは、苛酷な状況で厳しい選択を迫られるためだろう。死がありふれた光景において生(せい)はギラギラと輝く。のるかそるかの勝負に身を置いて、初めて生の証をつかむことができるのだ。イベントのような死は緊張感を欠いている。マラソンランナーがゴールを切るような躍動感がない。だらだらと散歩でもするような老境であれば生きながら死んだも同然だ。 http://sessendo.blogspot.com/2011/07/blog-post_6505.html

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