- 新品
- 書籍
- 文庫
ヒューマン・ファクター グレアム・グリーン・セレクション ハヤカワepi文庫
1,144円
獲得ポイント10P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房/早川書房 |
発売年月日 | 2006/10/13 |
JAN | 9784151200380 |
- 書籍
- 文庫
ヒューマン・ファクター
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ヒューマン・ファクター
¥1,144
在庫なし
商品レビュー
4.1
22件のお客様レビュー
「ヒューマン・ファクター…人間や組織・機械・設備等で構成されるシステムが、安全かつ経済的に動作・運用できるために考慮しなければならない人間側の要因のこと」(Wikipedia) 舞台は第二次大戦後冷戦時代のイギリス諜報部。 アフリカ情報担当である諜報部員カッスルは、すでに定年を...
「ヒューマン・ファクター…人間や組織・機械・設備等で構成されるシステムが、安全かつ経済的に動作・運用できるために考慮しなければならない人間側の要因のこと」(Wikipedia) 舞台は第二次大戦後冷戦時代のイギリス諜報部。 アフリカ情報担当である諜報部員カッスルは、すでに定年を過ぎても仕事を続けているが、その理由は自分でも解らず、常に「引退」を考えていた。 そこへ、所属する部署に内部調査が入る。 誰かによる情報漏洩の疑いを明らかにするため……。 イギリス諜報部というと「スパイ大作戦」「007」など派手なイメージがあるが、まったくそんな描写はなく、淡々と日常を描きながら疑心暗鬼が高まっていく様子が中心。 それは、主人公カッスルの好物である、J&Bスコッチの喉を通る甘く芳醇な香り、それで いてキリキリと内臓を締め付ける刺激にも似ている……。 「我々はみんな“箱”の中にいる」 「あなたは言う、私は自由ではないと。 しかし私は思いどおりに手を上げて、おろしている。」 終盤に差し掛かった時にカッスルが引退を告げる。 物語は、ここからいよいよクライマックスへ向かっていく。 そして、わたしはこの結末が大好きだ。 どう好きなのかは、未読の人のために言わないでおく。
Posted by
これは翻訳の妙でもあるのだろうけど、文章の隅々まで英国っぽさが溢れる小説。人物の性格造形から気候や街の雰囲気、ウイスキーや料理、菓子等の小道具に至るまで、芯が一本ビシッと通っていて、知らずしらずのうちに世界に引き込まれた。
Posted by
スパイ小説ですが、007みたいな感じではなく文学作品という感じ。ヒューマンファクターのタイトル通り、登場人物のもつ異なる性格や背景がストーリーを動かしていきます。 好きなフレーズ “我が国の人たち(my people)なんて話をしないで。わたしにもう同胞はいない。あなたが我が民...
スパイ小説ですが、007みたいな感じではなく文学作品という感じ。ヒューマンファクターのタイトル通り、登場人物のもつ異なる性格や背景がストーリーを動かしていきます。 好きなフレーズ “我が国の人たち(my people)なんて話をしないで。わたしにもう同胞はいない。あなたが我が民(my people)なの”
Posted by