商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/筑摩書房 |
発売年月日 | 2006/09/07 |
JAN | 9784480063199 |
- 書籍
- 新書
現代語訳 般若心経
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現代語訳 般若心経
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商品レビュー
3.8
59件のお客様レビュー
苦しみとは何か、苦しみを生み出す原因は何か、苦しみから解放されるにはどうすれば良いか、これらが本書では非常に合理的に説明されていた。 理知を用いて合理的に考え抜かれた末の結論が、理知を捨てることだということが、とても印象的だった。 私自身、まだ理知(概念)から解放される涅槃には全...
苦しみとは何か、苦しみを生み出す原因は何か、苦しみから解放されるにはどうすれば良いか、これらが本書では非常に合理的に説明されていた。 理知を用いて合理的に考え抜かれた末の結論が、理知を捨てることだということが、とても印象的だった。 私自身、まだ理知(概念)から解放される涅槃には全く至っていないが、概念というものに支配されている”自分”を認識することができた点が、この本から得られた大きな学びだった。
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量子力学を調べていくうち、なぜか本書に辿り着いた。 ゴーダマさん凄い。あの時代に弦理論やら超ひもやら相対性理論を悟りで感覚的に理解していた訳だ。シッダールタまじ凄い。 私が今まで日本語を学び、本を読んできたのは般若心経に出逢う為だったのではないかと思うほど。 あまりスピってる...
量子力学を調べていくうち、なぜか本書に辿り着いた。 ゴーダマさん凄い。あの時代に弦理論やら超ひもやら相対性理論を悟りで感覚的に理解していた訳だ。シッダールタまじ凄い。 私が今まで日本語を学び、本を読んできたのは般若心経に出逢う為だったのではないかと思うほど。 あまりスピってるとも思われたくないが、真理を志すのは良いことではないか。 いや、そんな事を思っているから実相を空と捉えられないのだ。 名づけのなかで、最も罪深いものが「私」という代物。 考えてみれば、私たちは物心がついたときにはすでに生まれていたわけで。そしてそれまで「私」など関係なく生きていた「いのち」を、あるときから「私」だと思い込んだ。 物心がつき、知恵づき、そしてさまざまな分別を身につけることでそれが肥大化していく。 そうして「いのち」の実相に関係なく、いつからか「私」という名の何者かを中心にモノを見るようになっていった。 当然、「花」のように、実物の「いのち」にはなかった自立性や恒久性が「私」にも付加されることになる。 大胆な言い方をすれば、これこそがあらゆる「苦」の根源かもしれない。 もしも今まで読書をしてこず、あらゆる先人の思想、アイデンティティを学んでいなければ私の知能では一ミリも理解できなかっただろう。本を読むことほど大切なことはないと改めて思う。 色即是空 空即是色 これだ。これ。 宗教に興味はないが、釈迦はヤバい。語彙が乏しくなるほど奴はヤバい。尊敬する。
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- ネタバレ
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遅読なのに、わずか3日で読了。 薄い本といえば薄いだろうけど、中身は結構分厚い感じがする一冊。 たまたまあるコミュニティーの雑談で登場した「色即是空 空即是色」という言葉。 音として知っているけど、それぞれの漢字の意味でなんとなく知っているつもりだったでど、ほぼ無知であることに気づき、そのままamazonで取り寄せた。 現代語訳とのタイトル通り、何の障壁もなく頭の中に流れ込んでくる演出と文体。何も手に着かない時には、つまみ食いでも再びページを開いて読みたい本。 『般若心経』は、実際は知らないけど汎用性のあるお経ぐらいにしか思っていなかったし、全文をじっくり読むことも、見ることもなかった。そもそもお経なんて「昔の仏教徒が語った“ありがたいお言葉”」で、儀式の1つの作法として唱えるもの。唱えたからと言って、何が変わるわけでもない。あえて言うなら、読経は西洋音楽に対抗できる東洋の音楽の1つというのが取り柄だと思っていた。 ところが、ところがである。 それほど長文ではない般若心経だが、その背景、基礎となる考え方、西洋の哲学やら最新科学の話題を盛り込みながらの現代語訳は、軽妙な文体とは相反して濃厚な、訳というより解説書のよう。 というより、般若心経自体が仏陀(この本では世尊)の考え(悟り)のエッセンスを過不足なくスマートに凝縮した解説に思えた。 200ページそこそこの書籍だけど、今まで手を出してきたユダヤ教や複雑系、脳科学の話しと、しばしば繋がるからシナプスは発火しっぱなしだった。そして、以前読んだ鈴木大拙さんの「禅学入門」で感じた、「異次元」を再び感じたと同時に、全てが収束されていく感じがして、すごくワクワクする一冊。 ついでに、「羯帝羯帝波羅羯帝 波羅僧羯帝菩提僧莎訶」は、なんでも呪文だそうで、般若心経を暗唱すること、音読することは、意味を考える以前に何らかの作用を及ぼすという。普段関わりの濃い「音楽」も、スルスルとリンクしてしまいました。 やっぱり、般若波羅蜜多は凄い
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