商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
発売年月日 | 2006/08/10 |
JAN | 9784061597747 |
- 書籍
- 文庫
麺の文化史
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麺の文化史
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文化人類学者である著者が、中国での麺文化の発祥と発展、それがアジア各地へと広がっていく過程を分析した一冊。世界各地を巡る膨大なフィールドワークに基づき綴られていきます。 世界各地で、人類は様々な種類の麺を食してきました。麺を作り出すための原材料として、塩はとても重要な存在な...
文化人類学者である著者が、中国での麺文化の発祥と発展、それがアジア各地へと広がっていく過程を分析した一冊。世界各地を巡る膨大なフィールドワークに基づき綴られていきます。 世界各地で、人類は様々な種類の麺を食してきました。麺を作り出すための原材料として、塩はとても重要な存在なのです。塩の役割は、スープや具材などの味付けだけではありません。 中国・日本・韓国・ウズベキスタン・ブータン・タイなどの麺が登場。それら多様な麺の原材料として、塩が使われていることが分かります。
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文書が読みにくいというのはあったが、慣れてくると物語のように読めます。麺について興味があれば、非常に面白く読めます。また、食文化を通して、民族の文化を知ることができます。
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穀類・豆類を主原料にして、こねて作った主食的な食べものを麺類と呼ぶという定義基に、製麺法によって世界の面を分類した本。 麺のふるさと、中国の麺類の多様さには瞠目させられる。 ブータンのそばやイタリアのピッツェオリなど(たまたま両方ともそば粉を使った麺)、珍しい麺料理も多数出てくる...
穀類・豆類を主原料にして、こねて作った主食的な食べものを麺類と呼ぶという定義基に、製麺法によって世界の面を分類した本。 麺のふるさと、中国の麺類の多様さには瞠目させられる。 ブータンのそばやイタリアのピッツェオリなど(たまたま両方ともそば粉を使った麺)、珍しい麺料理も多数出てくる。 中国を中心とする麺食文化と、イタリアを中心とした文化をつなぐ「ミッシング・リング」はあるのかという考察が非常に面白かった。 最後のほうに出てくる小松左京の「示準料理」という考えで麺類を捉えようという試みも。 麺類って、身近な料理なのに、その製法や歴史をまとめた本って珍しいということを、本書によって初めて知った。 ということは、本書は大変な労作だということだろう。
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