商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
| 発売年月日 | 2005/06/16 |
| JAN | 9784003202098 |
- 書籍
- 文庫
西遊記(訳:中野美代子)(9)
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西遊記(訳:中野美代子)(9)
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商品レビュー
4
8件のお客様レビュー
十四年も旅をしていた…
十四年も旅をしていたなんてすごいですよね。それと、作者が複数いたかもしれないという説には、素人目にも納得できる部分が数箇所出てきていました。
文庫OFF
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中国明代の白話(口語)文学の代表格にして、「四大奇書」の一つとしても知られる小説『西遊記』の日本語全訳。唐代の僧玄奘(三蔵法師)のインド取経の故事を題材に、孫悟空・猪八戒・沙悟浄の三妖を従えた三蔵の波乱万丈の旅を描く。第9巻では第八十一回から第九十回までを収録する。 本書は、岩波文庫から刊行されている『西遊記』日本語訳シリーズの第9巻である。鎮海禅林寺にてまたしても女怪の難に見舞われる三蔵一行、托塔李天王を告訴する騒ぎにまでなりながらもどうにか事を収めて西へと旅を続ける。和尚一万人を殺す願を立てる滅法国、妖王南山大王が支配する陰霧山を抜け、辿り着いたは霊山まします天竺国。だが御仏の国に至っても艱難は止まず。鳳仙郡では旱魃にあえぐ人々を救うべく悟空が奔走し、玉華県では弟子三妖が王子たちの武芸の師となるもそれが思わぬ騒動を巻き起こすことになる――。 長きにわたる西天取経の旅もいよいよ終盤、三蔵一行がようやく天竺国入りするのが本巻である。物語のゴールも見えてきて、頁を進めるペースも勢い付いてくる。ただやはりネタ切れ感の指摘されがちな『西遊記』終盤とあって、前巻に引き続き各篇の出来の凹凸が目についてしまうのも正直なところではある。三蔵三度目の女難、師を攫った女怪を追い回す中で李天王・哪吒一家の家庭事情も明かされる地湧夫人編、三妖が人間に武芸を伝授しまた妖怪軍団と一大合戦が繰り広げられる玉華県編がある一方、単話完結でオチもあっさりとしている滅法国編と鳳仙郡編、これまでの妖怪退治譚を平均したような話運びの南山大王編、という具合である。とはいえここまでの九十回を読み進めてきた読者ならそれくらいのことは気にせず、最終巻へ向けて物語を走り抜けてほしい。
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1. 鎮海寺で小坊主が失踪する事件があって、陥空山で玄奘に求愛する侘女(地湧夫人、金鼻白毛の鼠精)との戦いになり、李天王やナタに出馬してもらって解決する(第81〜83回) 2. 僧侶を一万人殺害することを誓った王が治める滅法国の話、師弟は馬商人に変装して、通りすぎようとするが、正体を露見しないように長持ちの中に隠れて眠ったところ、山賊に長持ちが盗みだされ、山賊が討伐されて王の前に引き出されるはめに。悟空が先に抜けだして、分身の術で王宮の全員を剃髪してしまった。(第84回) 3. 南山大王との戦い。分瓣梅花の計(偽物による分断作戦)で三蔵をさらわれ、取り返しに行くが、妖怪たちがもう三蔵を食べてしまったとニセの生首まで差し出す。弟子達は師の墓までつくる。悟空の潜入作戦で、三蔵と木こりを救出する。南山大王は豹の精だった。木こりと八十三歳の母は再会し、食事の礼をうけて、もうすぐ天竺国に着くことが告げられる(第85回〜第86回) 4.天竺国鳳仙郡の上官という姓の官吏が収める街で、雨乞いをする話。上官が夫婦げんかの腹いせに天地を祭る供え物をひっくり返し、イヌに食わせたために、玉帝が三つのしかけを作って罰していた。悟空がそれを調べ、上官が正道に返って天を拝したので、竜王らが雨をふらす(第87回) 5. 天竺国玉華県の話、ここでは三人の王子が悟空・八戒・悟浄に弟子入りして武芸を習う。三人の武器のコピーをつくろうと外に出しておいたら、豹頭山の黄獅に取られる。ねぐらに押しかけて武器を取り戻し、洞を焼き払うが、黄獅が祖父の九頭獅子をつれて復讐にきて、三蔵、王、王子を連れ去る。悟空が九頭獅子の主人である太乙救苦天尊を連れてきて引き渡す(第88回〜第90回)
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