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森の絵本 講談社の創作絵本
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森の絵本 講談社の創作絵本

長田弘(著者), 荒井良二

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森の絵本 講談社の創作絵本

1,540

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1999/08/10
JAN 9784061322370

森の絵本

¥1,540

商品レビュー

4

38件のお客様レビュー

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2024/08/02

長田弘さんの詩の絵本ですね。 絵は荒井良二さん『空の絵本』のコンビです。  どこかで よぶ声が しました。  でも 見まわしても だれもいません。  すると また よぶ声が しました。  こんどは ずっと すぐ近く です。  でも やっぱり だれもいません。  木のうえに ...

長田弘さんの詩の絵本ですね。 絵は荒井良二さん『空の絵本』のコンビです。  どこかで よぶ声が しました。  でも 見まわしても だれもいません。  すると また よぶ声が しました。  こんどは ずっと すぐ近く です。  でも やっぱり だれもいません。  木のうえに ひろがる 青い空。  風がはこんでくる 日の光。  「ここだよ」その声は いいました。  小さな声なのに とても 澄んだ声でした。  でも こえのほか すがたは見えません。   声にさそわれて、森のなかを探検に行きます。 自然の美しさや清らかさ、穏やかさに大切なものを感じます。  長田さんの詩は、最後まで呼び掛けています。  どこかで よぶ声が します。  ーーーだいじなものは 何ですか?  ーーーたいせつなものは 何ですか?  長田弘さんの詩に誘われて、森のなかを訪ねてみてください!  荒井良二さんの緑豊かな色調と、温かでユーモアのあるイラストがゆったりと詩を彩ります。  穏やかに、ファンタジーを感じながら愉しく伸びやかな絵本ですね。

Posted by ブクログ

2024/07/13

 「空の絵本」「水の絵本」と読んで以来、ずっと忘れていた、詩人の長田弘さんの文と荒井良二さんの絵による、このシリーズ最後の一冊。  森の絵本と聞くと、森の素晴らしさだけを問い掛けていると思われるかもしれないが、本書については、『きみの大事なものや大切なものを探しに行こう』という...

 「空の絵本」「水の絵本」と読んで以来、ずっと忘れていた、詩人の長田弘さんの文と荒井良二さんの絵による、このシリーズ最後の一冊。  森の絵本と聞くと、森の素晴らしさだけを問い掛けていると思われるかもしれないが、本書については、『きみの大事なものや大切なものを探しに行こう』ということに繋がることによって、改めて、私達人間にとって、かけがえのない大切なものを与えてくれる、それは森の存在意義を感じさせてくれると共に、決して自ら失わせるようなことをしてはいけないことを教えてくれる。  また、人物等にはファンシーなイメージのある荒井さんだが、改めてそれらの無い、剥き出しの自然だけを描いた絵には心奪われるものがあり、本書の幹まで緑色に染め上げた森の景色には、心象風景としての心地好さを感じられて、ずっとそこに留まっていたい気持ちにさせられながらも、青で描かれた木々から見下ろすことによって、川の流れの淡い水色のきらめきが際立つ描き方や、最初の見開きから三番目のそれまで、ずっと右方向に移動しながら同じ森の景色を描いていること等、奔放な感覚で描きながらも緻密な計算をしている、そんな絶妙な凄みを感じられた。  そして長田さんの文章は、所々、森から逸脱したものもあるけれども、言いたいことは分かるように思われたので気にはならず、そこで語られていたのは、時に人間は森を必要としたくなるような、私たちにとっての理想的生き方が垣間見られるようであった。  世の中は常に忙しなく目まぐるしく変わり続けるけれども、そんな中でも森は、静かにゆったりとした呼吸で数え切れないような壮大な時を生き続けており、そうした幽玄さは実際に行ってみれば感じられるであろう、言葉にできない感覚、それはおそらく原初の頃から人間が本能的に求め続けてきた、心に溜まった蟠りを解放させて、それと引き換えに何者にも囚われないゆとりを持つことなのだろうと、私には思われたのであった。

Posted by ブクログ

2024/07/09

長田弘さんと、荒井良二さんの素敵な絵本 長田さんの言葉がこころに沁みる ページをめくるたびに、一面に広がるみどり! 疲れた時に読みたい本

Posted by ブクログ

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