教室で読む英語100万語 多読授業のすすめ

酒井邦秀(著者), 神田みなみ(著者)

• 販売会社／発売会社: 大修館書店/大修館書店
• 発売年月日: 2005/04/05
• JAN: 9784469245042

商品レビュー

2017/11/16

100万語多読に関する手引書。
その効果や方法などについて詳細に書かれており、参考になる部分も多い。

特に学童や幼児への「読み聞かせ」など、家庭でもできる多読のやり方や、それぞれの発達段階に応じて利用する図書の目安一覧なども収録されているのは非常にありがたいと思います。

一方で、学校の英語の授業や図書館での取り組みに100万語多読を導入するにはいくつものハードルがあるのも事実。
受験に有用、とは書かれているものの、現行のやり方から大きく変更しなければならないことに抵抗感はあるでしょうし、指導者が実際に100万語多読を経験してそれぞれの図書について内容等の理解をしなければ効果的な指導ができないということも敷居を高くしているように思います。

個人的に始めることができれば、とも思いますが、100万語多読をスタートする際に読む「絵本」をどう手にするか（学校図書館には蔵書がなく、公共図書館にはたしてあるかどうか……）、というところで早くも躓きそうです。

2014/06/27

多読の薦め。
辞書をひかない、読み飛ばす、面白くなかったらやめる。とにかく読むことを楽しむことが秘訣。

2009/04/12

ＳＳＳの進める多読方法論に加えて、
独自の経験に基づく多読のポイントなども抑えている。

読む価値がある一冊。

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★p6　多読三原則　楽しい→続く→大量に吸収

１．辞書は引かない
２．分からないところは飛ばす
３．進まなくなったらやめる

★p13　外国語だからこそ辞書なし・文法なしで！

　母国語の土台があれば、外国語は母国語よりもはるかに簡単に獲得できるはず！

★p21　単語の類推

　→　中級以上になってから。
　　類推には相当な時間がかかり、リズムを壊すことになりかねない。

★p56　辞書を引かないことのメリット

　１．自然な読書の流れを邪魔しない。
　２・英語を英語として理解できる。
　３・単語の意味を確認して分析しながら読む癖がなくなる。
　４・難しすぎる本を読まなくなる。