商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2004/07/15 |
JAN | 9784104001064 |
- 書籍
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41歳からの哲学
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41歳からの哲学
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商品レビュー
3.6
37件のお客様レビュー
私にとって池田晶子さんは、この人の考えてることを理解できる自分になりたいという憧れを持っている方です。 著作を読んだのは2冊目だけど、やはり切れ味の良い言葉に引き込まれた。 知るとわかるは違うし、分かるためには考えるしかない。考えることで自分の血肉にして、賢い人間になっていきた...
私にとって池田晶子さんは、この人の考えてることを理解できる自分になりたいという憧れを持っている方です。 著作を読んだのは2冊目だけど、やはり切れ味の良い言葉に引き込まれた。 知るとわかるは違うし、分かるためには考えるしかない。考えることで自分の血肉にして、賢い人間になっていきたいと、私も思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
哲学者のエッセイはハズレがないというのがわたしの過去の経験。今回もそれは当てはまった。 「死に方」または「死」をテーマに池田晶子さんが始めたコラムだそうだが、テーマは実は幅広い。取り止めのないことも多かったりする。 そして、愛犬や家族の死についても論じていく。だが彼女自身がこの本の3年後に亡くなっている。ドラマだと思って読むこともできる不思議な感覚になる本でした。 以下は唸ってしまった箇所。 科学技術とは、わからないことをわかったと思わせる一種の詐術であ?。しかし、人生は、わからないから生きられるのである。P41 人生の時間は有限なのである。全く当たり前のことなのだが、いつも人はそれを忘れる。忘れて他人事みたいに自分の人生を生きている。時間は前方へ流れるものと錯覚しているからである。人生は、生から死へと向かうもの。死は今ではない先のもの。しかしこれは間違いである。死は先にあるものではない。今ここにあるものだ。死によって生なのであれば、生としての今のここに、死はまさにあるではないか。 こういう当たり前にして不思議な事実に気がつくと、時間は前方へ流れるのをやめる。存在しているのは今だけとわかる。流れない時間は永遠である。一瞬一瞬が永遠なのである。有限のはずの人生に、なぜか永遠が実現している。永遠の今は、完全に自分のものである。人生は自分のものである。この当たり前には、生きながら死ななけりゃ気づかない。P56
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14歳・・をずっと前に読んで以来の2冊目。 歳をとってから読むと改めて色々考えさせられる本だと思いました。時に納得したり、反論したくなったり・・ 「信じる」は、疑いの気持ちの裏返し。認めるのがよい (ウダウダ・・失礼)考えることを「楽しいこと」と認められちゃえばよいのだが・・やっ...
14歳・・をずっと前に読んで以来の2冊目。 歳をとってから読むと改めて色々考えさせられる本だと思いました。時に納得したり、反論したくなったり・・ 「信じる」は、疑いの気持ちの裏返し。認めるのがよい (ウダウダ・・失礼)考えることを「楽しいこと」と認められちゃえばよいのだが・・やっぱ面倒。無心で没頭している瞬間が美しいと思ってしまう自分もいる。肩の力を抜いて「哲学が趣味です」と言える人になれたら面白そう。
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