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1940年体制 さらば戦時経済
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1940年体制 さらば戦時経済

野口悠紀雄(著者)

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1940年体制 さらば戦時経済

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋経済新報社/
発売年月日 2002/12/28
JAN 9784492393956

1940年体制

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商品レビュー

4.3

6件のお客様レビュー

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2025/04/08

自民党の55年体制というが、今の日本の体制の根底には1940年体制、つまり戦時中に作られた制度や考え方が今まで残ってきたことに起因しているという話 中身自体は興味深いのだが、分量が多く読むのが大変ではある

Posted by ブクログ

2012/12/24

現在の日本経済で改革を成し遂げるために大きな障害となっているシステム‐「日本型システム」-は、戦時経済体制に向けて1940年前後に集中して構築された。太平洋戦争に突入する直前、総力戦を戦うために形成されたこのシステムを「1940年体制」とし、この仕組みが如何なるものであるかを解明...

現在の日本経済で改革を成し遂げるために大きな障害となっているシステム‐「日本型システム」-は、戦時経済体制に向けて1940年前後に集中して構築された。太平洋戦争に突入する直前、総力戦を戦うために形成されたこのシステムを「1940年体制」とし、この仕組みが如何なるものであるかを解明するのが、本書である。1940年体制の大まかな構成要素は下記5つ。 ・日本型企業  従業員の共同利益のための組織体制。終身雇用、年功序列。 ・間接金融  戦時下、資源を軍需産業に傾斜配分させることを目的としたもの。 ・官僚体制  経済活動に対する官僚体制や行政指導、  そのためのツールとしての業界団体、営団、金庫。 ・財政制度  源泉徴収制度、法人税など直接税中心の税制。  税財源を中央集権化し、補助金を地方に分配する仕組み。 ・土地制度  食糧管理法に端を発する、地主の権利が著しく弱い仕組み。 市場、ひいては国民生活の自由度を制限する現在日本の体制は、日本古来のものではなかった。しかし、「日本語が変えられぬように日本型システムは変えられない」という一種の開き直りの論理を前提に敷いてしまい、この延長線上で改革を行ってきた結果、高度経済成長以降の閉塞を打破できない現状がもたらされている。 本書では、上記1940年体制は総力戦遂行という特定の目的のために導入された、歴史的観点においても特殊な体制であり、必ずしも日本人の特性に基づいたものではないこため変革可能であることを説く。 そのうえで、中央集権から地域・個人の自由な経済活動を保障する体制への変革、そして個々人それぞれが創造的に自由に夢を持ち、邁進できる社会へシフトする必要性を主張する。

Posted by ブクログ

2012/09/13

証券、銀行、保険、カード、ローン、リースなど「金融」に携わるビジネスマンは必ず読むべき、イヤ読まないといけない本やと思う。また、今の日本の経済や政治に対して何らかの疑問や不満を持つ人もこの本を読んで、なぜ今のこの日本のカタチが出来上がっているのかについて理解が出来ると思う。 浅...

証券、銀行、保険、カード、ローン、リースなど「金融」に携わるビジネスマンは必ず読むべき、イヤ読まないといけない本やと思う。また、今の日本の経済や政治に対して何らかの疑問や不満を持つ人もこの本を読んで、なぜ今のこの日本のカタチが出来上がっているのかについて理解が出来ると思う。 浅くは知っていたが、知らない事や勘違いしていた知識の修正、アップデートになりました。 この本を推奨して下さったライフネット生命の出口社長には感謝。

Posted by ブクログ