坂口安吾全集(13) 明治開化安吾捕物帖 下 ちくま文庫

坂口安吾(著者)

• 販売会社／発売会社: 筑摩書房
• 発売年月日: 1990/09/26
• JAN: 9784480024732

商品レビュー

2010/05/28

純文学者の余技とは思…

[文庫ＯＦＦ]

純文学者の余技とは思えないほどのミステリ短編集です、海舟と主人公の推理合戦が見ものです。

2010/05/28

「安吾捕物帖」の後半…

[文庫ＯＦＦ]

「安吾捕物帖」の後半九編を収録している。敗戦後と明治維新後の日本を重ね合わせて書かれていたとされる。

2011/10/09

捕物帖上巻ででてきた、あのお侠なお嬢、好きだったのに下巻は全く出番なしで残念。（つーか、下巻では海舟先生も出番少なくなってるので、ちょっとお約束の形式から外れ気味に…）
「ロッテナム美人術」は後味がなんともいえず、印象深い。こういう持って行き方もあるんだなぁと。

このシリーズ読んで、自分は「紳士探偵属性」がツボだと気づきました。（神津恭介とか、明智小五郎とかね）貴族探偵でも執事探偵でもなく、紳士探偵イチオシ。ステキ。
あー、あとやっぱり、この明治という時代設定が大好き。現代舞台の作品ほどリアリティがなく、でも今の時代と通じる部分もあり。ある意味ファンタジー世界扱いなんですよな。（ホームズ時代のロンドンも同じ感覚）