1,800円以上の注文で送料無料

新・平家物語(十二) 吉川英治歴史時代文庫58
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫

新・平家物語(十二) 吉川英治歴史時代文庫58

吉川英治【著】

追加する に追加する

新・平家物語(十二) 吉川英治歴史時代文庫58

880

獲得ポイント8P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介 内容:千手の巻(つづき) やしまの巻
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1989/08/11
JAN 9784061965584

新・平家物語(十二)

¥880

商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

レビューを投稿

2019/07/11

『MASTER PIECE』

とにかく長いお話で、体力を使いました。 それだけに、平安時代後期から鎌倉時代前期の社会を タイムマシンで見てきたなって感じです。 生まれた時代が過酷なカオスだとしても、 考え方が大事なんだと、阿部麻鳥から学ぶことができました。 「ボーッと生きてんじゃねえよ!」っ...

とにかく長いお話で、体力を使いました。 それだけに、平安時代後期から鎌倉時代前期の社会を タイムマシンで見てきたなって感じです。 生まれた時代が過酷なカオスだとしても、 考え方が大事なんだと、阿部麻鳥から学ぶことができました。 「ボーッと生きてんじゃねえよ!」って言われちゃって…。

クラシカルなMK

2022/08/21

一ノ谷合戦より約一年後の話。 合戦後、鎌倉へその身を投獄された重衡は最後には興福寺の僧兵に引き渡され処刑されてしまう。そんな事を梅雨知らない平家一門は屋島で、力を蓄えている。話はほとんど義経を中心に進んでいくが、深まる頼朝との溝、景時との確執。西国に進軍している源範頼は決して戦上...

一ノ谷合戦より約一年後の話。 合戦後、鎌倉へその身を投獄された重衡は最後には興福寺の僧兵に引き渡され処刑されてしまう。そんな事を梅雨知らない平家一門は屋島で、力を蓄えている。話はほとんど義経を中心に進んでいくが、深まる頼朝との溝、景時との確執。西国に進軍している源範頼は決して戦上手ではなく、知盛相手に苦戦している。 ページのほとんどが和歌山、田辺の湛増に割かれている。後半よりいよいよ、嵐の中、勝浦に上陸した、義経の進軍が屋島に向けて始まる。 これだけ見ると英雄的行動であるが、もはや、梶原景時視点だと軍旗を乱す武将の一人にしか見えないだろう…。 こういった中、平時忠は和平工作を持ちかけるが、宗盛には届かず…。 平家、源氏とも決してうまく行ってるわけではない中、勝敗は紙一重だということがよくわかる。

Posted by ブクログ

2022/04/24

重衡は戦後、奈良寺院に引き渡され虚しく処刑される。寺院焼き打ちの首謀者とされた重衡が、法師たちの怨みを買い、結果的に斬り殺される様は、復讐の連鎖を感じ、哀れさを覚えた。平家物語に関わる物語は、盛者必衰・運命の輪廻の話が多く、あわれな気持ちにさせる。 中盤からは義経がフォーカスさ...

重衡は戦後、奈良寺院に引き渡され虚しく処刑される。寺院焼き打ちの首謀者とされた重衡が、法師たちの怨みを買い、結果的に斬り殺される様は、復讐の連鎖を感じ、哀れさを覚えた。平家物語に関わる物語は、盛者必衰・運命の輪廻の話が多く、あわれな気持ちにさせる。 中盤からは義経がフォーカスされ、院と鎌倉殿の微妙な関係のバランサーとして苦悩する様が描かれる。鵯越えの功績を貰えず頼朝に冷遇され、政略結婚として好きでもない女性を正妻に据えられるなど、鎌倉から足を引っ張られる事が多いが、持ち前の人脈と精密な根回しにより着実に成果を挙げる。幼少期の義経は無鉄砲な所があったが、成人してからは血気盛んな草の実党等の部下を宥めるなど、冷静さを兼ね備え良い武将になったと思った。一方で、こうも義経にフォーカスされると、猜疑心の強い頼朝が小さい男に思えてならない。 次巻は屋島の戦いが描かれるだろう。那須余一の逸話含め、どう展開されるのか期待。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品