商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日ソノラマ/ |
発売年月日 | 1989/03/31 |
JAN | 9784257764632 |
- 書籍
- 文庫
破嵐万丈 薔薇戦争
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破嵐万丈 薔薇戦争
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暴虐な父もかつてはエディプスだった その事実が心の重石となって己の成熟を阻むことはあろう 「ダイターン3」の破嵐万丈は、そういうキャラクターである ドン・ザウサーを殺した後 たぶんコロスのもとに留まった彼は 結局、永遠の若さを望んでいたのかもしれない …というのはまあ 敢えて悪意...
暴虐な父もかつてはエディプスだった その事実が心の重石となって己の成熟を阻むことはあろう 「ダイターン3」の破嵐万丈は、そういうキャラクターである ドン・ザウサーを殺した後 たぶんコロスのもとに留まった彼は 結局、永遠の若さを望んでいたのかもしれない …というのはまあ 敢えて悪意的に捉えた解釈のひとつにすぎないけれど 作者後年のテーマを読み解くひとつの視点にはなるだろう この小説は「ダイターン3」のスピンオフ 表の顔は私立探偵で その実態は「トキョーインフォメーション」のエージェント そんな破嵐万丈が、マッチョフェミニスト集団の抗争劇に どういうわけだか巻き込まれるという話 舞台設定はパラレルなんだろうか? 悪のメガノイド軍団やスーパーロボットは出てこない ただし多少の臭わせはある 文章は書き殴りの印象が強い あとホモソーシャル的価値観が前に出すぎるところもあり それが現代ではやや鼻につく
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