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隣り合わせの灰と青春 小説ウィザードリィ
1,078円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | JICC出版局/ |
| 発売年月日 | 1988/12/19 |
| JAN | 9784880634944 |
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隣り合わせの灰と青春
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隣り合わせの灰と青春
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商品レビュー
4.6
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『ウィザードリィ 狂王の試練場』のノベライズ。「ささやき - いのり - えいしょう - ねんじろ!」 スマホのウィズダフネがヒットしたり、Switch版「Wizardry外伝 五つの試練」が発売されたり、エルミナージュの新作が発表されたりと、最近何かと盛り上がっているウィザー...
『ウィザードリィ 狂王の試練場』のノベライズ。「ささやき - いのり - えいしょう - ねんじろ!」 スマホのウィズダフネがヒットしたり、Switch版「Wizardry外伝 五つの試練」が発売されたり、エルミナージュの新作が発表されたりと、最近何かと盛り上がっているウィザードリィ関連の話題。 本作「小説ウィザードリィ 隣り合わせの灰と青春」は「ファミコン必勝本」に連載されたものを加筆・修正して1988年11月に単行本化したものだそうだ。前年の12月にファミコン版「ウィザードリィ 狂王の試練場」が発売されており、このシリーズがコンシューマ層にも広く認知されるに沿って企画されたのだろうか。Apple IIや日本のパソコンにも縁がなかった自分にとっても、ファミコン版がウィズとの出会いであり、この小説は当時から有名で名前だけは知っていたのものの、なかなか機会がなく読むのは今回初めて。 作り込まれた世界観や引力あるストーリー、魅力的なキャラクターやビジュアライズな演出など、昨今のRPGはこれでもかと言うほどの肉付けがされていてお腹いっぱい。一方RPGの始祖の一つともいえる初代ウィザードリィはどうだっただろうか。パラメータが想像力を喚起するキャラ育成、ロストと隣り合わせのスリルある戦闘、レアドロップへの欲望をそそられる宝箱探索。そこには今風にいえばナラティブとも呼ばれる、プレイヤーごとのドラマがあり、用意されたストーリードリブンの進行とは異なる、ゲームとしてのシンプルさがあったように思う。ワードナとか魔除けとかは割とどうでもよくて、とにもかくにもダンジョンに潜るのが楽しかった思い出がある。「狂王の試練場」ってどんな話だっけ……? そこで本作である。まず職業やレベルアップのゲーム的な設定を、違和感なく巧みにファンタジーとして落とし込んでいることに感嘆した。特に主人公の「侍」や「気」にまつわる設定・エピソードはマンガ的でもあり表現や描写が上手い。ダンジョンを潜る緊張感と戦闘の迫力も見事に再現されている。このあたりだけでもノベライズとして合格点をもらえたんじゃないだろうか。しかし本作の面白さはそれをさらに上回ってくる。徐々に個性と愛着が増してくるキャラクターたち、謎の人物の意外な正体、二転三転する怒涛の終盤。正直どこまでが原作ゲームの設定でどこからが小説オリジナルなのか、原作をちゃんとやり込んでいない自分にはわからないのだが、とにかくバックボーンがよく出来ていて、ひねりとツボを押さえたストーリーにだんだんのめり込んでいった。ラストのカタルシスには感動し、「これは名作だわ」と納得。なるほど今でも読みつがれているわけだ。 本作はゲームのノベライズとしても十分に楽しめたのだが、何よりもその小説としての完成度に驚嘆した。ウィザードリィとか全く知らなくてもOK、面白いのでぜひ読んでくださいと保証しよう。……それにしても、20歳そこそこでこれを書き上げた作者の才能には脱帽するしかない。
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ファンタジー/RPGへの非常に高い精度での想像からなる描写がとても見事。 日の光の届かない迷宮にて繰り広げられる冒険活劇が精密に、かつダイナミックに描かれる。 ひとつの大きな冒険を終えた登場人物らが各々の新たな道に踏み出すラストシーンは非常に見事だった。 これがカタルシスという...
ファンタジー/RPGへの非常に高い精度での想像からなる描写がとても見事。 日の光の届かない迷宮にて繰り広げられる冒険活劇が精密に、かつダイナミックに描かれる。 ひとつの大きな冒険を終えた登場人物らが各々の新たな道に踏み出すラストシーンは非常に見事だった。 これがカタルシスというのだろうか。 続編の「風よ。龍に届いているか」も是非読みたいなと思いました。
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現在は所持していないがもう1度手に入れたい。 傑作中の傑作。ゲームも外伝を含めてプレイしているが、雰囲気をよく出していて燃える。
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