日出(いず)る国の工場

村上春樹【著】, 安西水丸【絵】

• 内容紹介: 内容:メタファ-的人体標本-京都科学標本.工場としての結婚式場-松戸・玉姫殿.消しゴム工場の秘密-ラビット.経済動物たちの午後-小岩井農場.思想としての洋服をつくる人々-コム・デ・ギャルソン.ハイテク・ウォ-ズ-テクニクスCD工場.とことん明るい福音製産工場-アデランス
• 販売会社／発売会社: 平凡社
• 発売年月日: 1987/04/01
• JAN: 9784582828245

商品レビュー

2025/03/13

1987年初版 今から38年前！
工場見学といっても
現在より職人的で牧歌的
当時最先端！のものが
現代では過去の産物だったり
30年40年でかなり世の中
変わるものだなぁと思った
エッセイ本来の楽しむ所とは
また別に面白みがあった

少し前に読んだ
「ねじまき鳥クロニクル」で
(あ〜ここの部分を参考で使ったんだな〜)
と分かる所があって
個人的に伏線回収した気分

安西水丸 さんの挿絵がキュート

2019/03/08

文庫版も持ってるんだけど、大きいハードカバーも買って読んでみようと思いながら文庫本を何度も読み返してこっちは一度も読んでない……。

違いがあるのかな？

2018/04/27

1987年の作品です。図書館の隅っこにあるのを見つけ、この頃見かけない読書カードが挟んであるのをみて「これは！」と、すぐに借りることにしました。バーコードは貼ってありましたが登録はできていなかったらしく慌てて登録してくれました。
もうかれこれ30年前のいろんな工場の様子が村上さん視線で語られています。特にCD工場などは製品のスペックが低く、30年前はこんなだったんだ〜などと思いながら読みました。それ以外の工場は今もまだこのままなのかもしれません。
小説でないこういう作品でも、エロが少し入ったアクセントの効いた村上さんらしい面白いレポートでした。