商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 1997/08/08 |
JAN | 9784091910202 |
- コミック
- 小学館
ウは宇宙船のウ(文庫版)
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ウは宇宙船のウ(文庫版)
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商品レビュー
3.9
20件のお客様レビュー
知らない世界につれていかれる本。 「みずうみ」「ぼくの地下室へおいで」「集会」が好き…読了後にゾクッとなりますよ! 「ウは宇宙船のウ」のタイトルが素敵です! ぜひ〜
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- ネタバレ
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■ウは宇宙船のウ 31p 抒情たっぷり。 「ポーの一族」がひと段落し、「百億の昼と千億の夜」で弩級のSFと戦ったあとに、これを原作に選ぶのがいい。 歴史的にはどうかわからないが、最早ブラッドベリ+萩尾の組み合わせが至上と思える。 ■泣きさけぶ女の人 22p これは恐い……読んだ年齢によっては永遠に引きずるかも。 というのも自分しか知らない埋められた女の人を、どれだけ訴えても大人が真面目に取り合ってくれない、その無力感と、実際的な怖さと。 ■霧笛 32p 抒情……失われたものへの愛惜……人生……恐竜。 灯台守が、恐竜の内情を想像するところに、人生が重ね合わされて……いい。 ■みずうみ 18p 溺死した永遠の少女。アナベル・リーか。 「ポーの一族」のメリーベルの系譜。 ■ぼくの地下室へおいで 30p こりゃ怖い。 ジャック・フィニイ「盗まれた街」プラス、本多猪四郎「マタンゴ」。 ■集会 31p ハロウィーンのオバケたちの中で、落ちこぼれの少年が視点人物。 オバケ目線でも孤独なのだ。 ■びっくり箱 32p 「屋敷に閉じ込められる子供」モノ。 なんと命名すればいいのか分からないが。 ヨルゴス・ランティモス「籠の中の乙女」、服部まゆみ「この闇と光」など。 もう少し場所を拡げればルシール・アザリロヴィック「エコール」「エヴォリューション」も入れていいかな、と考えたところで、あー寄宿舎モノと繋がっているんだな、と気づいた。 ■宇宙船乗組員 23p これはつらい……「ウは宇宙船のウ」と対になっており、本の最初と最後で美しい構成になっている。 ところでラスト1コマについて、ごく最近似たオチをどこかで見たような気がするのだが……思い出せず……ひょっとしたら他の作品ではなくてこの作品を思い出しているだけなのかもしれない。 ◇エッセイ―ねえ、君たちは今どこにいるの?:谷村志穂(作家) 4p
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レイ・ブラッドベリの作品をもとにした短編8編を収録しています。 表題作の「ウは宇宙船のウ」と巻末の「宇宙船乗組員」は、SF色の強い作品です。もちろん短編なので、凝った世界設定などに読みどころのある作品ではなく、地上につなぎ留められた人間が広大な宇宙に夢を馳せるロマンティシズムが...
レイ・ブラッドベリの作品をもとにした短編8編を収録しています。 表題作の「ウは宇宙船のウ」と巻末の「宇宙船乗組員」は、SF色の強い作品です。もちろん短編なので、凝った世界設定などに読みどころのある作品ではなく、地上につなぎ留められた人間が広大な宇宙に夢を馳せるロマンティシズムが表現されています。 「泣きさけぶ女の人」や「ぼくの地下室へおいで」は、幻想的な結末が印象的な作品です。こうしたテイストの短編といえば、おなじく「二十四年組」の一人である山岸凉子の得意分野という印象が強いですが、本書の作品は緊迫感が若干控えめな一方、抒情性が強く現われているように感じられます。
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