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あらゆる場所に花束が… 新潮文庫
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あらゆる場所に花束が… 新潮文庫

中原昌也(著者)

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あらゆる場所に花束が… 新潮文庫

398

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2005/05/01
JAN 9784101184418

あらゆる場所に花束が…

¥398

商品レビュー

2.9

34件のお客様レビュー

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2010/05/28

背表紙に三島賞受賞の…

背表紙に三島賞受賞の超問題作と書かれていたので手にとってみたが、世界観や文章がキレまくっていて、正直にいうと理解できず途中で投げ出してしまった。

文庫OFF

2025/06/18

うぉぉ、全くもって全然わからなかっただよ、ゾロリせんせ。 どうにか解説(というか文芸評論家の渡部直己先生による《中原昌也小論》という巻末の著述)まで這々の体でたどり着いたけどもこの小論がまた難解というかよくわからないんですよね…。 ラディカリズムとかロブ=グリエの思想とかフラン...

うぉぉ、全くもって全然わからなかっただよ、ゾロリせんせ。 どうにか解説(というか文芸評論家の渡部直己先生による《中原昌也小論》という巻末の著述)まで這々の体でたどり着いたけどもこの小論がまた難解というかよくわからないんですよね…。 ラディカリズムとかロブ=グリエの思想とかフランシス・ベーコンのオマージュとか、私の教養が足りていないことは承知の上で、ひとつひとつ調べながら読み下したけどやっぱり難しすぎるなあと。 そんなに大仰な作品だったの……?…か…。 というか‘わからなかった’がある意味での正解っぽい気もしますが、とりあえずラディカリズムという概念については学びました。 描写としてはp35から始まる〈恵美子〉がチューインガムを「クチャ、クチャ。」する音と〈岡田康雄 〉のペニスを「手品師のような手さばきで慰める。」(p40)音がオーバーラップして淫靡で官能的なシーンが演出されているのは印象に残りました。 残ったもんはしょうがないでしょうが。 今すぐにじゃないけどそのうちに再挑戦したい一冊。 また摂取したい、癖になる狂気。 1刷 2025.6.18

Posted by ブクログ

2022/02/12

暴力的に短かった『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』とは違って、『あらゆる場所に花束が…』はまとまった長さがある中編小説だ。長さが変わったからといって、脈略のなさや無意味で理不尽な暴力、紋切り型の表現といった中原昌也の作風は健在である。 一見すると脈略のない小説に見える...

暴力的に短かった『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』とは違って、『あらゆる場所に花束が…』はまとまった長さがある中編小説だ。長さが変わったからといって、脈略のなさや無意味で理不尽な暴力、紋切り型の表現といった中原昌也の作風は健在である。 一見すると脈略のない小説に見えるが、一定の規則性に従って反復を繰り返す小説になっているように思う。理不尽な暴力のイメージをつないでいく手法で小説を展開させていく。共通したイメージを繰り返して展開させる手法は、斬新で面白みがある。フランスの文学運動ヌーヴォー・ロマンに通じるものがある。中原昌也の小説はあらすじにまとめるのが困難で、要約されるのを拒んでいるように思える。文章の流れに身を任せて読むような小説だ。物語的に小説を展開させているのではなく、イメージを連想で繋げて話を展開させていく。どんどん話題がズレていくので、脈略がないような印象を受ける。しかし、ただ脈略がないのではなくて、暴力のイメージや構図が反復されているなど、構造を持った脈略のなさだ。イメージを連鎖させているので、気が尽きた時には全く関係ない話になっていることもしばしば。アランロブグリエの映画のタイトルから拝借すれば、その手法は漸次的横すべり的な小説とでもいうのだろうか。

Posted by ブクログ