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屋根裏部屋の秘密 偕成社文庫3253
770円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 偕成社/ |
発売年月日 | 2005/04/01 |
JAN | 9784036525300 |
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屋根裏部屋の秘密
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屋根裏部屋の秘密
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
新聞で中学生女子が感想文を書いていたのを読み、図書館で借りて読んだ。 終わり方がしっくりこなかったけど、戦時中に日本人がどんなにひどいことをしていたかがわかって、ショック。
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『ふたりのイーダ』が69年に出版され、それから20年近く経って出た本なので、(もう大人になっていて)読んでいなかった。 確か84年に清水真砂子の『子どもの本の現在』が出て、松谷は激しい批判にさらされた(松谷は被害者としての戦争しか描いていない、という)わけだが、この本と『あの世か...
『ふたりのイーダ』が69年に出版され、それから20年近く経って出た本なので、(もう大人になっていて)読んでいなかった。 確か84年に清水真砂子の『子どもの本の現在』が出て、松谷は激しい批判にさらされた(松谷は被害者としての戦争しか描いていない、という)わけだが、この本と『あの世からの火』は彼女なりにそういった批判に答えたものだと思う。 加害者としての日本人を描いた児童文学は少なく、またかなり書くこと自体難しいので、松谷の文学者としての姿勢を評価したい。 作品としては正直いって『ふたりのイーダ』ほどではなく、「丸太」であった少女の霊や幽霊を出す必要があったのか、読み手(小学校高学年)と主人公(中三と大学生)の乖離など、いろいろな疑問があるし、731部隊に関しては、松谷らしい情緒的な言葉で語ってほしくなかった気もする。 でも、この本で、日本の加害責任に初めて思い至る子どもも多いだろうから(いまだに学校教育は被害者としての日本しか教えていないから)、存在価値は大きい。 これをきっかけに子どもたちが自ら調べたり考えたりしてくれればいいなと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
戦争を扱った子ども向けの小説ということで、以前読んだことがある『2人のイーダ』等とともに購入して、まずこれを読んだ。 大人が読むと、前半でだいたい何が起こるのか読めてしまうのだけれど、731部隊の、戦争犯罪には問われなかった罪を、ずっと抱えてきた世代、と同時に、そこから利益を得てきた世代が、戦争を知らない世代に、そのデータを渡す。 後半は、731部隊の基地で運転士をしていた男の証言で、実際著者がこの証言を聞いたことが小説執筆の動機になったのだという。 残酷な話で、小学生の娘に読ませるべきか迷うようなところもある・・・。しかし、知るべき物語だとおもう。 『永遠の0』を読んだ後なので、対象読者も、本の売れ方も、全然違うから比較してもしょうがないんだけれど、いずれも経験者の話を聞く若者の物語という共通点を持つ。 「加害」の語りをどう聞くのか?ということを試される童話だと感じる。
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