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お騒がせ絵師自伝 わが芸術と人生
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お騒がせ絵師自伝 わが芸術と人生

エリックヘボーン(著者), 立原宏要(訳者)

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お騒がせ絵師自伝 わが芸術と人生

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社/
発売年月日 1999/02/05
JAN 9784022573117

お騒がせ絵師自伝

¥4,620

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2015/10/08

 メトロポリタン美術館長だったトマス・ホーヴィングが邦訳『にせもの美術史 ─ 鑑定家はいかにして贋作を見破ったか』(朝日新聞社 1999)で、かなりの紙数を費やしてその贋作技術の確かさとレベルの高さに呆れ、かつ感心したエリック・ヘボーンの回顧録。  ヘボーンは過去の線描画を時間を...

 メトロポリタン美術館長だったトマス・ホーヴィングが邦訳『にせもの美術史 ─ 鑑定家はいかにして贋作を見破ったか』(朝日新聞社 1999)で、かなりの紙数を費やしてその贋作技術の確かさとレベルの高さに呆れ、かつ感心したエリック・ヘボーンの回顧録。  ヘボーンは過去の線描画を時間をかけて見ていると、どの線から書き始め、全体がどのような順番で、どれほどのスピードと強さで描かれたかが分ってくるというのだから驚きである。へボーンの線描画がオリジナル以上の評価を得たこともあったという話も、なるほどなと思わされる。  その彼がはじめて絵を描いたのは幼稚園のときだそうだが、そのフクロウの写生画を見た母親から、「この大嘘つき、おまえがこんな上手に描けるわけがないだろう」と怒鳴られて思いっきりぶん殴られたという不幸な絵との出合いはじつに衝撃的であった。  この種の話を見たり聞いたりするたびに、特殊な才能をもって生まれるということが幸せなのか、不幸なのか分らなくなる。

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2012/10/11

「メトロポリタン美術館のブリューゲルは私が描いたものだ!」 世紀の贋作師による回顧録。 芸術とは何かという論議も興味深い本ではあるが、僕はむしろ一人の天才の人となりを知ることのできるものとして楽しく読んだ。 ある種の才能に秀でた人というのは常人には突飛に思えるようなことを当たり...

「メトロポリタン美術館のブリューゲルは私が描いたものだ!」 世紀の贋作師による回顧録。 芸術とは何かという論議も興味深い本ではあるが、僕はむしろ一人の天才の人となりを知ることのできるものとして楽しく読んだ。 ある種の才能に秀でた人というのは常人には突飛に思えるようなことを当たり前のことのように話したりするものだが、彼はその典型のように思う。 少年時代における母親からの仕打ちからして、母親は明らかに彼を嫌っていると思うのだが、当人は母親から愛されていると信じて疑わない。 これは母親を愛するあまり自分を信じこませているのではなく、文章を見ると、これっぽっちも母親の愛情を疑っていないのだ。 同じように彼は贋作づくりが芸術に対する冒涜だなどとはこれっぽっちも思っていない。 芸術とは何なのか。 その答えは人間の数と同じだけあるのかもしれない。

Posted by ブクログ