商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 1999/09/29 |
JAN | 9784101307527 |
- 書籍
- 文庫
血脈の火
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血脈の火
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商品レビュー
4.3
38件のお客様レビュー
再び大阪に戻った熊吾…
再び大阪に戻った熊吾一家。「人生、とんでもないことが起こりよる」という熊吾の言葉どおり、いろんな事件が起こり、どんどん面白くなっていきます。これも、「血のなせるわざ」かと思えるぐらい、伸仁の存在感がぐっと強まります。中国人を父にもつ麻衣子ややくざの子として生まれた正澄など、「親か...
再び大阪に戻った熊吾一家。「人生、とんでもないことが起こりよる」という熊吾の言葉どおり、いろんな事件が起こり、どんどん面白くなっていきます。これも、「血のなせるわざ」かと思えるぐらい、伸仁の存在感がぐっと強まります。中国人を父にもつ麻衣子ややくざの子として生まれた正澄など、「親から子へと受け継がれる血」を持って、どのように成長していくのかにも興味が尽きません。
文庫OFF
解説に記載の通り、「人とは単彩一色ではなく、万華鏡のようにさまざまな面を見せる」ことが熊吾や熊吾が関わる人々から感じられる、人間味溢れる物語です。 3部では、伸仁の成長も感じられ、熊吾も親として成長を喜ぶ親子愛が感じられるシーンが多く、温かい気持ちになりました。 特に、最後の伸...
解説に記載の通り、「人とは単彩一色ではなく、万華鏡のようにさまざまな面を見せる」ことが熊吾や熊吾が関わる人々から感じられる、人間味溢れる物語です。 3部では、伸仁の成長も感じられ、熊吾も親として成長を喜ぶ親子愛が感じられるシーンが多く、温かい気持ちになりました。 特に、最後の伸仁が火事に巻き込まれたかもしれないと熊吾が嗚咽を出して泣くシーンは心打たれるものがありました。 周英文と麻衣子など、親子の繋がりの深さや愛情を感じられ、家族とは何かを深く考えさせられます。 そばにいるから分かるわけではない。血が繋がっているから親や子として認められるわけでもない。 複雑だけど、それでも家族。 熊吾のような愛情溢れる人になれるかは分かりませんが、私もこの子のためになら生きていきたいと思える親になりたいです。
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登場人物が多く、ごちゃごちゃしている話なのに、すっと頭に入ってくる。まさに映像が思い浮かぶような物語。主人公の主義主張が好きなんだよなぁ。今の時代にはそぐわない、もしかしたら古い価値観と言われてしまうかも、でも芯が通ってるように思う。次も読もう。
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